サイゴン川の船から見たホーチミンの夜景です。
ニューヨークのハドソン川、パリのセーヌ川の夜景には負けますね。
でも、それなりに楽しめますよ。
先日、Indochina Junk Cruiseの新しい船がディナー・クルーズに
仲間入り、その船上祝賀パーティーに出席しました。
アジア風の木造船仕立ては、サイゴン川の雰囲気に良く似合います。
19時の出港に遅れないよう30分程前には桟橋の近くに到着しました。
丁度その時です、「ボー」と、汽笛が大きく鳴るのが聞こえました。
クルーズ気分が高まるなか受付に名前を告げると、係員は船に向って
駆け出しました。
すでに船は桟橋を離れていたのです。
「オーマイ ゴッド!」です。
運良く、船首にいたオーナーが私に気づき接岸を乗組員に指示。
とは言っても大きな船、バスのように簡単には行きません。
待つこと5分。何とか接岸しましたが乗船のためのブリッジは用意されず
船べりにしがみつき、乗組員の手を借りてよじ登るしかありませんでした。
急遽、誘った知人は運良くズボン姿だったので助かりました。
もしスカートだったらと考えるとーーーー。
ここでアドバイスです。
ベトナム旅行中、女性はズボンにスニカーをお勧めします。
*メコン川のツアーに参加しても、途中フェリーに乗り換えたり
運河を小舟に乗ったりしますが、残念ながら女性・高齢者には
優しい作りにはなっていません。
大股開いて跨いだり、凸凹道を歩かされたりーーー。
ドタバタで始まったディナークルーズもベトナム料理でお腹もふくれると
漸く、夜景が楽しめる気分になってきました。
写真に見えるのは、サイゴンのランドマーク的存在の
マジェスティク・ホテルです。
ベトナム戦争中は多くの特派員や戦争カメラマンが滞在し、世界に情報を
発信したのです。その中には「週刊朝日」に記事を書いていた開高健や
ピューリツアー賞を取った澤田教ーカメラマンもいました。
*第2次大戦中日本の統治時代「ホテル日本」となってたのですね。
ロービー右手のエレベーター脇にその当時の写真が飾ってあり
それで知りました。
番外編-1
フェリー乗り場を出てマジェスティック・ホテル方向に歩き始めた時
船の全景を撮ってないことに気づき、桟橋脇の公園から、パチリ。
そこはカップル席が置かれたデート・スポットだったのです。
この日は月曜日のためガラガラ。皆の迷惑にはなりませんでした。
こちらは公園等でのデートが盛んです。
多くは椅子の前に目隠し効果を狙って愛車(バイク)を置くのです。
椅子がなければ、二人でバイクに腰かけ抱き合う人達もいます。
*バランスを必要とする状態が、燃える心を抑えるのでしょうか?
ベトナムの若者文化を知るには必見シーンのひとつかも。
でも、瞬間芸でサアーと見て終わりにしないとダメですよ。
日本人旅行者”出歯亀”で逮捕では、お笑いにもなりませんからね。
番外編ー2
こちらに来て4-5回、30人ほどの観光業界関係のベトナム人で
編成された視察団に加わり、バスでメコン地区等の出張に出かけました。
毎回、渡される日程はベトナム語。(当然分かりません)
それも大雑把な行程のみが記載。(でも誰も気にしません)
ですので最初に私のすることは決まっています。
英語を話してくれる良き介添人を見つけるのです。
犬がシッポを振り可愛がってくれそうな人に寄り添う時の心理です。
さすがに「ワン」とは言いませんが。
そして、予定は未定というか、状況で時間等は
ドンドン変更されていきます。
(臨機応変に対応しているともいえますがーーー)
ですから、先々のことは聞かず、
「What is next?]のみです。
*それすら、複数の人に聞くと違う場合がありますが
今まで、一度もバスに乗り遅れた人もいないので
それがベトナム式旅行(または団体行動)なのでしょうか?
私は、マークしたご主人様(英語のできる人)の傍に何気なく
いるようにし、行動を供にするのです。
我家の愛犬(小太郎)も我々と散歩にでると、どの道を歩くか
いつ帰るかは分からず、ついて行くのみと思っているのでしょう。
視察団に加わった時の行動パターンは、
まるで小太郎のようなものです。
遅れず、ついて行くのみ。
どうせならヒモでもつけてくれたら、もっと気楽かも(笑)
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