2012年12月26日水曜日

これからはーーーー

『ベトナム食日記からニッポン食日記』、暫し休ませて頂きます。

その一方で、2012年夏からFacebookを始めました。
今後はそちらを見て頂ければと思います。

Facebookアドレス:GGtakeshi shindo

よろしくお願いします。


2011年12月10日土曜日

Pho 24

地下鉄市ヶ谷駅(市ヶ谷田町方面5番出口)の階段を上り地上に
出ると目の前にDenny'sの看板が、そして並ぶように『PHO24』の
看板がありました。

「エッ、何故ここに? 」との思いがとっさにーーー


サイゴンで生活している時、訪ねてきた友人が「PHOを食べたい」と言うと
先ずは案内した店です。値段はローカルの人が食べるお店の倍以上は
するのですが、衛生面では問題がなさそうだったからです。

でもそのお店が、日本にあるとは知りませんでした。



気になるのが値段。


牛肉のPhoが730円、鶏肉が630円

サイゴンのお店では4万ドン前後(160円程度)
記憶では牛も鶏も値段は一緒。

日本では牛は鶏より高級食材。
故に牛は高くて当然という文化があるからですね。
とんかつ屋でヒレがロースより高いのと同じ。
実コストより顧客のイメージしている価値観を利用した
値付けは価格戦略上重要な手法ですね。


          


外の看板を見上げると、セブン&アイのロゴ。
そしてDenny`sとくればこの店も大手外食チェーンが仕掛けたもの。
きっとスパゲッティのようにベトナム料理のPhoを日本の麺文化に
加えようと事業展開をしたのではと推測してしまいました。


自分にとっては、200円程度がPhoの値頃観との思いがまだ残っていたようで
そこで食べようという気にはなりませんでした。

次回5番出口の階段を上る時は「730円、730円、730円ーーー」と自分に
言い聞かせ、お店のドアーを開けたいと思います。



 



2011年11月24日木曜日

75歳

 

黒川清さん、まるで免許証のような写真。
もっといい感じの写真を使えば良いのにね。

ある集いの基調講演で彼の話しを聞きました。
上着を脱ぎエネルギッシュな声で「海外に行こう!内向きでは駄目だ!」と
聴衆(大半が学生)に向かって叱咤激励している姿が印象的。
元気なオジサン、「オレより少し上?」と思っていました。

その彼が今回の原発事故を検証する国会の事故調査委員会の
委員長とはーーーー、喋りも歯に衣着せず、かつ明解。
彼の活躍に期待します。

    
*経歴は東大医学部卒。腎臓病の権威。
カリフォルニア大学教授。日本学術会議会長。
内閣特別顧問も歴任。




そして一番に驚いたことは、年齢が75歳。
“老い”をとても感じさせない人でした。

誕生日(64回目)の朝、
その見覚えある“元気な人”の顔を朝刊で見たのはきっと何かの暗示。
自分勝手な解釈でーーー

“ならば「オレも75歳まで」はという気分になってしまいました”

 



ところが、その翌日の夜のテレビのニュースで訃報がーーー。

「立川談志 、亡くなる」。

彼も75歳でした。

元気で活躍しようと思っても防ぎようのない病気もあるんですよね。
これもその人の人生なんでしょうね。


足腰の為にも、せめてウオーキング位はと思っていますが
寒さも増す今日この頃、継続できるか自信はありません。


皆さん、身体に良い事何かしていますか?

2011年11月15日火曜日

新幹線と深夜バス




日本の誇れる技術の代表格、新幹線で大阪へ。
“鉄ちゃん ”ではないので車両がXXX系とかは不明ですがパソコン用のコンセント
も座席にあったので新型タイプかも。

早朝7時前に品川駅で乗車、9時半過ぎには大阪(梅田)のホテルに着くのですか
ら早いですよね。その間、3時間。流石、新幹線!




しかし8月には7時間をかけて深夜高速バスで京都に行きました。

新宿の高層ビルの1階にある受付カウンターは空港並、ビックリ!
           
理由は、ベトナムではバックパッカーでバスの旅をしていたので、“日本でもすべし”
と考えたからです。が、そこには隠れた真実がーーーー、それは経済性です。
年金生活者は“Time is money"ではなく“I have much time”なのです。
時間をかけてもより安くがポリシー。


とは言っても最安値に挑戦する程の勇気はなく、安全性も考慮しやや高めの
値段設定をしているバス会社にしました。

  ・行きの深夜バスは寝やすいようにと3列のリクライニングシートを選択。
週末料金で7900円。

・帰りは昼の運行バスに挑戦。9時出発で19時着の10時間。
4列シートのTVモニター付きを選択。料金は4800円。

まるで飛行機のエコノミークラスの座席のようです。
           

東京大阪間は曜日によっては最安値は3000円程度があるようです。
また女性専用バスも運行しています。きっと平日の深夜バスには酔っぱ
らった出張帰りの男性客が多いからかもしれませんね。




今回の関西への旅は、奥さま同行。

「バスで行く?」と聞けば

「なら、私は行きません!」

と言うのが120%分かっていたので“バ ”の字も口にしませんでした。


新幹線の味を思い出すと次回のバスの旅には大きな覚悟と決断がーーー、
とは言っても、TPP参加程の大きな決断ではないですが。(笑い)

2011年11月1日火曜日

パンツを脱ぐ勇気


『パンツを脱ぐ勇気』児玉教仁著 (ダイヤモンド社)
副題として、世界一“熱い”ハーバード留学記。

著者は友人の元部下。10月初旬には朝日新聞紙上にもグローバルな
ビジネス・マンとしての紹介されていました。

  本は、熱い気持ちをもって過ごした(戦った)アメリカ留学体験を痛快なタッチで書
  かれたもの。高校卒業後アルバイトで留学資金を貯め、英語もおぼつかない状況
  でアメリカへ。努力の積み重ねで大学卒業。日本の総合商社に勤務。 

  その後MBA取得のためハーバード・ビジネススクールに。2年目の夏休みに目標
  としていた「何かで全米のナンバーワンになる」に挑戦。それがバファローウイング
  調理選手権大会のチャンピンになることでした。

     *バッファローウイングとは鳥の唐揚げに独特のチリソースをまぶした、ジャンク・フード。
      参加者は大観衆の前で独自に工夫したソースを使って調理し味を競うのです。




著者の児玉さんは、副題にもあるように“熱い”心の持ち主。その人がその
大会に臨む時、緊張の中からくる恐れやプライド等全てを脱ぎ捨てて開き
直り『素の自分」として立ち向かう時の気持ちを表現したのがタイトルの
「パンツを脱ぐ勇気」だったのです。

久し振りに読んだ元気の出る痛快なストーリーでした。
読後は考え方も前向きになったみたい。感化されやすい性格なんでしょうか。
もう一度青春時代をやり直したい気分になりました。






=配慮不足でした=

英語関係のお仕事をされているビジネス・ウーマンとの打ち合わせの席で
のこと。日本人の米国留学が減っている現状を話し、こんな元気な若者が
日本にもっといるようになればとの思いから、バッグから取り出してタイトル
を見せたのです。その時は会話に没頭、気にもとめませんでした。

しかし、帰路電車の中で本を取りだし表紙を改めて見ると、これは会議室で
女性に見せるのには相応しくないタイトルということに気が付いたのです。
時すでに遅しです。 幸いにその場にはもう一人男性がいましたし。もし女性と
二人での状況でこの「パンツを脱ぐ勇気」を見せたら問題ですよね。
 
その場にいた女性には後日お詫びのメールを送信させて頂きました。
------、ゴメンナサイ。







2011年10月26日水曜日

韓流恐るべし

前々回で新大久保通り周辺が韓流ブームの影響か軒並み
韓国料理屋となり、街の様変わりぶりに“驚愕”した事を書きました。
実はその韓流は隣駅の高田馬場にまで流れて来ていたのですね。

その事実を知ったのは昨晩でした。



           


高田馬場駅隣のBig Boxのロビーに投票箱がありました。
イケメン韓国人の店員を投票で選び、NO1を決めるのです。
若い女性がそれを囲むようにして「どの子にする?」なんて言っているんです。



日本人女性の若い人からそれなりに年を重ねた人までが
  どうしてそんなに韓国人男性に目を向けるのでしょうか?
  それは日本人男性には魅力がないということでしょうか?


草食系と言われても文句を言わずにいる男性陣
大いに怒れ!




どうする、ニッポン!

ガンバレ、ニッポン!

負けるなニッポン男子!

 

世の中「オレは日本人女性より、韓国人女性が好き」なんて
言っている男性もいるかもねーーーーーーー。

おあいこかな?

2011年10月22日土曜日

アジア人による日本語スピーチ

           


目を閉じるとスピーチはまるで“アナウンサー”が話しているように聞こえてきました。

ASEAN7カ国「日本語スピーチコンテスト優秀者」発表会。
  主催は日本在外企業協会。各国の大会で選ばれた優秀者が
  スポンサーの“ご褒美”として1週間日本に招待されるのです。

  この地道な活動は今年で26回目。継続は力なり。
これぞアジア諸国への草の根的支援事業と思った次第です


何故この会に足を運んだかと言うと、ベトナム代表となったヴィさん
(ホーチミン市師範大学学生)に教えていたのが私と同じ時期をサイゴン
で過ごし、その大学で日本語教師をしていた青年海外協力隊の
KYさんだったからです。

『今を生きる幸せ』---、このテーマで話をするヴィさん

優秀者に選ばれたヴィさんは、彼女の厳しい発音指導にも耐え
繰り返し練習をしたのでしょう。一方、教える側のKYさんも真剣に
向き合い指導した結果が日本人以上にキレイな日本語の発音での
スピーチになったと思います。


    *ベトナムに来るまでは日本語教師との接点もなく、それは安易な仕事と
     思っていたのは、誤解でした。とても根のいる仕事で奥が深いものと分
     かりました。 脱帽です。


各代表のスピーチが終わると、司会者が日本語で質問をしますが
それにも上手く答えるのです。大したものです。


KYさんの話によると、学生にはスピーチの全文を暗記させるとの事。
さらにスピーチ後の司会者からの質問にも対応できるように想定問答集
をつくり徹底的に覚えこませるんだそうです。その為か過去の代表者には
スピーチは日本人のように話せても、壇上を下りると日常会話に支障を
きたす人もいたようです。

 
             

しかし、今年はその心配は無用でした。
発表後の懇親会でも日本人学生と楽しげに話していました。



日本語を勉強をする多くの人が(除く中国人)漢字の難しさを訴えます。

しかしフィリピン代表のジャスティンさんは漢字を覚えるのが大好き。
テーマも『漢字オタク』。画数の多い「鬱」の文字を見せながら
これを覚える時は「憂鬱」でしたとユーモアを交えたスピーチには
聴衆全員爆笑。


           

また中国と日本の漢字の違いを『愛』を取り上げて説明をしました。
中国漢字ではカンムリの下の心の文字がなく、日本漢字には『心』が
入っていると説明。

彼は「だから日本が好きです」と言って、聴衆全員拍手。





このような会に出席すると、改めて知らされますね。
『語学は、努力をし頑張れば話せるようになる。』と。



でも、『努力』----、これの継続が難しいですよね。