“うまいラーメン店”上位にランクされる店が働いていた会社から
徒歩5分圏内に6軒ほどありました。
”屯チン”もその一軒です。
スタッフは大きな声で注文を威勢よく繰り返し、店内を活気づけています。
客は店内で自動販売機で食券を買い、席が空くまで静かに列を作り待ちます。
(これって、暗黙のルールが出来ているのですね。)
この店に帰国3日目(胃カメラ検査の翌日)、懐かしい味を求めていきました。
すると、並んでいる間に浦島効果が出てきたのです。
*浦島効果とは:ベトナム派遣前までの日常生活でなにも感じなかったのが
久しぶりの日本帰国と言うことから、何か気がついた時に
つかう表現と定義させて下さい。
*この場面をベトナムに置き換えてみるとーーーー、
-、店員がこんなに威勢よく声を掛け合うことは、まずないでしょう。
彼らからみれば「なんでそんなに張り切るの?」と思うのでは。
-、日本での、ラーメン優良店は清潔さも求められます。
台布きんでテーブルはしっかりとふかれ、油の汚れを取り除きます。
ベトナムならサーと拭いて終わり。お客様も床に食べ残しの物など
どんどんと落していきます。(庶民の行くところはね。)
-、ベトナムでは美味しい店でも何十分も待つことはしないでしょう。
仮に待っても、日本人のように統制がとれた形で待つとは
考えられません?
(スーパーのレジでも割り込みがありますからね)
路上にあるPho屋(ベトナム式ラーメン)さんなら、お客様が増えれば
風呂場にあるような小さい椅子をどんどん並べ、食べさせるでしょうね。
ところで、大阪の人は東京の人のように電車を待つときに
ホームで列を作って待てないと聞きます。
現地で生活していると、ベトナム人に大阪のオバちゃん的雰囲気の
タイプを 感じることが時々あります。
この大阪人との共通性は再赴任後も継続調査をしてみたいと思います。
ところで帰国後に食べた食事を紹介しておきたいと思います。
早々に食べた夕食は、旅館の朝食みたいなメニューとなりました。
筋子に大根おろし、そして塩鮭にミョーガの漬物、約1年ぶりに口にしました。
モロヘイヤ入りの納豆と厚揚げの煮物もありました。アッ、カボチャも!
帰国便は早朝の成田到着となりました。
機内の朝食も半分ほどしか食べれず、また睡眠は十分でなかったので
昼食に妻が作ってくれた”特製冷やしサラダうどん”はアッサリ感があり
体調には最高のメニューでした。
添えてある茄子の漬物と山形から送られてきた茶豆(枝豆)が
“日本”を充分に感じさせてくれましたね。
「ホッと、一息!」
イタリアンがいくら好きだと言っても、帰国早々はアッサリ系の日本食が最高ですね。