2009年8月29日土曜日

日本のラーメン屋はベトナムでは???

池袋はラーメン激戦区。
“うまいラーメン店”上位にランクされる店が働いていた会社から
徒歩5分圏内に6軒ほどありました。

”屯チン”もその一軒です。

スタッフは大きな声で注文を威勢よく繰り返し、店内を活気づけています。
客は店内で自動販売機で食券を買い、席が空くまで静かに列を作り待ちます。
(これって、暗黙のルールが出来ているのですね。)

この店に帰国3日目(胃カメラ検査の翌日)、懐かしい味を求めていきました。
すると、並んでいる間に浦島効果が出てきたのです。

  *浦島効果とは:ベトナム派遣前までの日常生活でなにも感じなかったのが
             久しぶりの日本帰国と言うことから、何か気がついた時に
             つかう表現と定義させて下さい。



 *この場面をベトナムに置き換えてみるとーーーー、


   -、店員がこんなに威勢よく声を掛け合うことは、まずないでしょう。
     彼らからみれば「なんでそんなに張り切るの?」と思うのでは。

   -、日本での、ラーメン優良店は清潔さも求められます。
     台布きんでテーブルはしっかりとふかれ、油の汚れを取り除きます。

      ベトナムならサーと拭いて終わり。お客様も床に食べ残しの物など
      どんどんと落していきます。(庶民の行くところはね。)

   -、ベトナムでは美味しい店でも何十分も待つことはしないでしょう。
      仮に待っても、日本人のように統制がとれた形で待つとは
      考えられません?
      (スーパーのレジでも割り込みがありますからね)
     

     路上にあるPho屋(ベトナム式ラーメン)さんなら、お客様が増えれば
     風呂場にあるような小さい椅子をどんどん並べ、食べさせるでしょうね。     
     
     ところで、大阪の人は東京の人のように電車を待つときに
     ホームで列を作って待てないと聞きます。

     現地で生活していると、ベトナム人に大阪のオバちゃん的雰囲気の
     タイプを 感じることが時々あります。
     この大阪人との共通性は再赴任後も継続調査をしてみたいと思います。




ところで帰国後に食べた食事を紹介しておきたいと思います。



早々に食べた夕食は、旅館の朝食みたいなメニューとなりました。
筋子に大根おろし、そして塩鮭にミョーガの漬物、約1年ぶりに口にしました。
モロヘイヤ入りの納豆と厚揚げの煮物もありました。アッ、カボチャも!



帰国便は早朝の成田到着となりました。
機内の朝食も半分ほどしか食べれず、また睡眠は十分でなかったので
昼食に妻が作ってくれた”特製冷やしサラダうどん”はアッサリ感があり
体調には最高のメニューでした。

  添えてある茄子の漬物と山形から送られてきた茶豆(枝豆)が
  “日本”を充分に感じさせてくれましたね。

  「ホッと、一息!」



イタリアンがいくら好きだと言っても、帰国早々はアッサリ系の日本食が最高ですね。

2009年8月25日火曜日

日本への一時帰国。




約1年ぶりで日本に一時帰国をしました。
目的は健康診断で一ヵ月滞在します。

課題だったヘモグロビンA1Cもベトナムでの"汗と涙?"の努力で
解消しました。(でも、それは6月末時点)

その最後の血液検査から約2ヵ月が経過しているので、その間に数字が
戻ったらと不安も感じての成田到着でした。
実は、もう一つ目的というか関心のあるものがあります。
それは、”1年振りの日本” がどんな風に見えてくるのかということです。
どんなことに気が付くのかとても興味があります。
ベトナム・日本の文化比較論のブログがしばし続くかもしれませんね。
これは一年近くの海外にいたからこそ感じれるもの。
本当に楽しみです。
  *すでに、都心へ向かう電車の車窓からの風景で感じました。
   
    通りがキレイに見えるのです。
    (ベトナムからの帰国だからかもしれませんが)
    歩道もホーチミンにように凸凹していません。
    ゴミも少ないです。
    外人が日本の町を「きれい」と言うのがわかる気がしました。


2009年8月22日土曜日

世界遺産のミーソン遺跡

ベトナム中部のダナンを起点に世界遺産が3ヶ所あります。

   16-17世紀交易の中心として繁栄した古い街並みのホイアン。
   ベトナム最後の王朝(1802-1945)、阮朝の都フエ。
   そしてチャンパ王国(8-13世紀)の聖地、ミーソン遺跡。

そのミーソン遺跡を訪ねました。
ホイアンから南西に約50キロ。
昼前に出発し車で1時間半、着いたのが1時。

  *知人の奥さんはこの距離をバイクタクシーで行ったと聞き  
  その”勇気と行動力”には驚かされました。

 
ベトナム人にとってこの時間は昼寝タイム。
理由は暑さから身を守るためでしょう。

旅行者である我々は、その炎天下の時間帯のど真ん中
木陰も見当たらず、さらに他の旅行者も見当たらず
体力勝負で世界遺産と相対しました。

規模は予想したよりも小さく感じました。
また修復技術が高いのか、低いのか?
そして予算があるのか、ないのか?
世界遺産の登録基準は何なのか?

歴史本来の興味より、保存にかんすることが同行した人と話題になりました。
その議論している頃の日向の温度は、40度近かったのではないでしょうか。



遺跡は今も修復中。

修復に関ったのはポーランド人の建築家で
ここの魅力に引き込まれ一生を捧げたのです。



頭部のない石の像。

いつかは復元されるのでしょうか。

だとしたら、どんな表情の顔が現れるのでしょうか。

想像力もわいきますね。

2009年8月21日金曜日

ホイアンでのビーチ・リゾートライフ。

こんな感じでリゾートライフを楽しめたらいいですね。
このご夫婦は私の滞在中(3日間)いつもプールに浸かっていました。
露天風呂感覚なのでしょうね。

と言うことは、私も3日間プールに行っていたということになりますね。
(写真は旧市街の近くのホテル・ホイアンのプールサイドです。)



下の写真は、ダナンの街から車で15分ほどの所にあるフラマ・リゾート・ホテル。

ホテルの前に広がる白砂のプライベートビーチ。
まるで絵ハガキの世界。

プールサイドで読書ーーーー、奥さまと軽いおしゃべりーーーー。
良いですね!



世界遺産の街ホイアンにはダナンから車で30分(タクシーで約2千円)で着きます。

勿論、旧市街に滞在し街の散策を楽しむのもよいですが、
今回は素敵なビーチサイドにあるホテルを紹介しましょう。



下の写真はヴィクトリア・ホテル(街からタクシーで400円位)。

トロピカル・ムード満点のホテルでしょ。

部屋タイプで料金はことなりますが、庭に面するところは通常200ドル以上が
今はキャンペーンで半額。
でも、ビーチサイドは200ドルを超します。


ウエイトレスもベトナム風の笠(ノン・ラ)をかぶりベトナムムードを高めると同時に
彼らの日焼け防止効果もあるようです。


ノンビリとくつろげる雰囲気ですね。
ビーチにも人は少ないです。

写真にはありませんが、ビーチサイドにあるデラックスルームは全面ガラスの
寝室が海に向ってあり、玄関にもなっています。
すなわち、ベッドに寝ながら海が見えるのです。




もうひとつ紹介したいホテルがあります。
世界屈指のビーチサイドリゾートホテルのNam Haiです。


ロビーに入ると3つのプールが階段状に海に向って降りて行くようにあります。
その両側にはレストラン。



下の建物は?

そうです、すべてがスパのための建物。
ひと組がひとつの建物を使うのです。奥の部屋にはジャクージー等も。

夜には目の前のロータスが浮かぶ水面に照明が入り
癒しのムードもより高まります。



敷地内は広く、スタッフを呼べば電気カートで移動できます。
これでジムに行き、ウオーキングマシンを使っていたら
笑っちゃいますね。



これは、3ベッドタイプのヴィラにあるリビング・ルーム。
窓越しに見えるのがプライベート・プール。

お値段は一泊3500ドルを超えます。

ちなみにスタンダードタイプでも700ドル。

 *こんな部屋に泊まったら、もったいなくて外出できませんね。
  だからカップル向きなのかもねーーーー。
どうでしょうか?

ホイアンの街で歴史を感じ、ホイアンのビーチでリフレッシュ。
それもNam Haiで過ごせたら、最高ですね!

どなたですか、宝クジ売り場に行こうとするのは。

2009年8月19日水曜日

ホイアンでの、ちょっと面白い話。

=チンプンカンプン=

彼女の名前は、チャンちゃん。




ホイアンの街中を流れるトウボン川沿いの新市街にある
レストラン「Mango Mango」で働くウエイトレスです。


気が利くように見えたのですがーーー???


 アジア地域を旅すると、こんな場面によく出くわします。
 (日本を旅する外国人も似た経験はしているかもしれませんね)



外国人向けのレストランのスタッフはパターンの決まった

英語は 理解できるのです。

 例えば、「I want to have a beef burger」と言って
 メニューを指差せばOKです。


 
 「I want to have a beef burger with onion slices.」
 等と余計なリクエストをすると途端に、
 「onnnion??,suraiisuuu??--」となってしまいます。




この日は、ランチに来店してくれたお客様に特別に
お店からアボガド・ディプのサービスがありました。

  「We invite all of you,please enjoy 」
 と笑顔で言って差し出してくれました。

 *そこで「これ頼んでないよ」とか、「いくら?」等と
  余分な質問をすると訳が分からなくなるのです。



この日は、ネイティブな英語を話す友人もいたので
飲み物を頼む時は、質問とオーダーが錯綜し
通じているのかどうか不安になりました。

飲み物がサービスされて「通じていて良かった!」

と思うこともたびたびです。


これも異国を旅する時の娯楽のひとつ考えれば楽しいもの。
すべては、時間にゆとりがあってのことですけども。

 

=日焼け防止策=



世の女性陣は日焼けに大変気を使っていますね。


ベトナムの女性は色白が美人の条件と思っています。
そのため、外出時(特にバイクに乗る時)には日焼け防止

のためにマスクや長袖のシャツを着て万全の策を施します。


写真の女性達も完全武装です。
この姿で日本の街を歩いていたら、どう思われるのでしょうかね?


撮影に協力してくれたのは、日本人の女性。
時々はこのような姿で外出することもあると言っていました。

完璧な防止策ですが、暑くないのでしょうか?

でも、この格好をされてはすれ違っても誰だか分りませんね。


=お祭り???=

ハチマキ姿。
気合いが入った様子はお祭りかと思いきや違うようです。

これはお葬式でした。

紅白が祝儀、黒白が仏事と固定観念のある日本人から

見ると 、カラフルな霊柩車(棺おけが見えるとおもいますが)は

異常に感じます。

こちらも三途の川があるのでしょう、ニセモノのお金が

お棺に撒かれます。


葬儀のあとにはそれが路上に散らかっています。

奇妙に感じるのはその紙幣がベトナム・ドンではなく
アメリカ・ドルなのです。

ベトナム戦争反対を叫んでいた団塊世代から見ると
「何故、かつての敵国の通貨を使うの?」疑問が。

一方で社会主義的思想を感じるのにーーー、
資本主義の象徴を”お葬式”で使うのですから。
市井の人は合理的思想も兼ね備えているようです。


=ここでも新婚さん、パチリです。=




7月18日のブログにも新婚さんの写真撮影のことに


触れましたが、 このホイアンも同様のようですね。


撮影も日差しが強いのでアシスタントもついて


気合が入っています。

さらにホーチミンと共通しているのは、


観光名所が撮影メッカになるようです。

でも、こちらの人は衆目を浴びても平気でポーズを


とれるのには感心します。


2009年8月18日火曜日

世界遺産の街 ホイアン。

1593年に建てられた来遠橋(日本橋)。
世界遺産に登録されたホイアンの街の象徴のひとつでもあります。

当時は朱印船交易でこの地に日本人が1000人以上
住んでいたといわれています。

"旧市街に足を踏み入れると、往時にタイムスリップしたようです"
と、書くとガイドブック的表現となってしまいますね。(笑)

でも古い建物を修復し、観光地として楽しめる佇まいとなっています。


  *飛騨高山の街の一画にある江戸時代の建物が並ぶ
   上三ノ町辺りとイメージが重なりました。

   そこに最初に訪れたのは40年前。
   古い町並みがそのままで民家と並んで造り酒屋・味噌屋
   米屋など代々受け継がれているお店がありました。

   今はその細い通りに面した民家すべてが、お土産屋に変身。
   ホイアン同様、テナントが入って商売をしているところも多いと思います



旧市街の中心、チャンフンダオ通りやバクダン通りには
お店やレストランが並んでいます。
  


 
街を歩いているだけでも旅行者気分にさせてくれます。
ついつい、お店の中をのぞきたくなりますね。

欧州系の旅行客が目立ちます。フランス語もよく耳にします。

同じ観光客でも彼らと日本人の動きは異なりますね。

彼らはカフェやレストランで会話を楽しんでいますが、
日本人旅行者はその間もガイドブックを開き、次なる訪問場所のチェック。
食べ終われば次なる行動にと、忙しそうです。

一番の理由は、彼らの旅行期間が長いことだと思いますが、
一分一秒を気にしない国民性の違いもあるのではと思います。




ところで、こちらにはマネキンが並んでいるお店が目立ちます。
短時間(半日又は一日)で仕立てくれるのです。

でも派手なデザインが目立ちます。このまま作ったら日本では着れないでしょうね。


お店の大半は女性向商品が並びます。
買い物の主役は世界的に”女性”であることは間違いないようです。

男性陣は一回歩けば充分かもしれません。
でも、奥さまやガールフレンド同伴の方は4-5回は覚悟してください。


食事もベトナム料理からイタリアン、日本食屋(お店の名前がサクラとなっていました)
さらにカフェバーと旅行者を退屈にはさせてくれません。

下の写真は、アイルランド人の家族連れが隣の席のインド人カップルと
旅行情報を何やら交換しているようでした。

「エッ、何故分かるの?」

人間観察も旅先で楽しむひとつにしているからです。



翌日の夕食では、ベルギー人家族のご主人が話しかけてきました。
日本人に彼は興味があるようで話は盛り上がりました。
離れた席の奥さんは不満顔で息子とデザートを食べていました。

色んな国の旅行者が集まるとは、さすが国際観光都市ですね。



ホイアンが世界遺産に登録されてからは日本政府もサポート。
建築の専門家を派遣したり技術・資金援助も行ってきました。
勿論、ここの人民委員会も景観の保存には力をいれ
条例を作り地域住民と一体となって活動をしていますがーーーーー。

現実的には色々難しい問題もあるようです。

これはホイアンに限ったことではありません。

観光促進策をとると必ず付いてくる問題は、
”開発と保存”の関係です。

どこでバランスをとるか?

永遠のテーマでもありますね。

  *ホイアンでは、旧市街のお店の照明には白色の蛍光灯を使わないとか、
    商品を路上にまで並べないとか、細かい規則があります。
    でも、現実にはお店のスペースはテナント貸し。契約時点でどこまでそれらが
    伝えられているのかとなると疑問も残ります。

    私の友人は建築の専門知識を活かしその活動に関っていますが
    苦労も多いようです。

    ベトナムで活動するにはかなりの忍耐力も求められます。
    エールを送るなら、”ノンビリ・ガンバレ”かな。


    

  

2009年8月13日木曜日

ここがアヘンの精製所?

こんな洒落た感じの場所は、ちょっと東京でも見当たらないのでは。
とてもサイゴンにいるとは感じられません。
まるでヨーロッパの街のどこかにあるビストロです。

    *広辞苑によるとビストロとは”フランス風居酒屋”
     かってベトナムがフランスに統治されていた時期があるので
     あえて、この表現をレストランに代えて使用。


でも、写真右下のバイクに目がいくとベトナム感がでてきますね。
どうせならVespaでも写ってくれていればよかったのですが。

    *Vespaとは「ローマの休日」でヘップバーンがグレゴリー・ペック
     と一緒に乗っていたスクーターです。

ここは、昨年度アジア地区で最高級ホテルとして選ばれた
サイゴンの五星ホテル、パーク・ハイアットの脇のボーバンタン通り
を渡ったところにある「The Refinery」です。

   *意味は精製所。昔この一画はアヘン工場だったと言われています。
    ちょっと内部の撮影と思ったのですが、周りが皆なここに住んでいる
欧米人らしきお客が多く、観光客気分ではパチリとはできない
    雰囲気なのでやめてしまいました。


   勿論、壁にはセピア色の写真の入った額があったりでノスタルジーを
    充分に感じさせてくれます。


欧米系外国人を対象にしているので料理のボリュームはタップリ。
日本サイズの胃袋の方は、最初に出てくるパンを食べ過ぎないように。

パンの好きな人ならお代りしたくなりますが、メインがきつくなるので
ガマンも必要。

   *実は、塩味の利いたここのフランスパンは私のお気に入りです。
     世田谷(経堂)の住宅街にあるイタリアン・レストランの味に近いのです。


ランチメニューは前菜2種類(サラダ、又はスープ)と
メイン2種類(この日は魚、又はキッシュ)の中からそれぞれお好みで選べます。

この日は、スープとキッシュをオーダーしました。

テーブルに大きな器にタップリのパンプキンスープが運ばれてきました。

その表面には生クリームで花柄とも見える模様が描かれています。

その美しさに飲み始めるのを躊躇、しばし見とれてしまいます。

でも、スプーンですくい始めるとその図柄も直ぐにくずれ、
その後は視覚での楽しみが、味覚への楽しみと移っていくのでした。


メインのキッシュの中身はカリフラワー。
写真では見栄えのしない食材ですね。
でも硬めに茹で上げていたのか、適度な歯触りを感じ
存在感を出していました。


食後の飲み物も、勿論ベトナムコーヒーもありますが
お店の雰囲気から、カフェ・ラテかエスプレッソをお勧めします。


=詳細情報=
ランチセットの料金は、約18万ドン程。(約千円)

住所: 74 Hai Ba Trung , Dist 1

2009年8月3日月曜日

ついに食べさせられました!

ヘビ・カエル・ウサギ・ネズミーーーー。

食通を自任している人は、ゲテモノも平気なのですが。
”面食い”の私は、食べ物の容姿?も気にしますのでチョッと苦手。

また、ここでは衛生面も気にしないと
トイレ通いとなってしまいますからね。

しかし、ついに「NO」と言えない場面が来てしまいました。
7月末に3日間メコン地域のテンザン省・アンザン省への
視察旅行に 出かけた時のことです。



円卓の中央にスープが。
右隣のオジサンが、手首をクネクネと曲げるのです。

”ヘビ入りスープ”のようです。
スプーンですくうとヘビのぶつ切りが入っていました。
それを静かに戻し、再度すくってスープだけを
カップにいれて飲ませて頂きました。
トロミのある甘い味付けでした。



次はウサギです。これは昔、食べたことがあります。


初めて食用のウサギを見たのは40年ほど前に

パリのモンマルトルの近くの市場でした。
皮を剥がされ赤い肌がもろにでた状態で、

店先にぶら下げられていました。
とても痛そうだったのを憶えています。



今回はすでにぶつ切り状態。

隣に好物のフランスパンが並べておいてあるので、
それにつけながら食べました。




1ヶ月程前、カンボジアのメコン川沿いで洪水があり、
その影響かネズミが大量に捕れ食用としてベトナムに
輸出 と言う記事を読んだことがあります。

そこで初めてベトナム人がネズミを食べる事を

知ったのです。




そして、それが目の前に。

皆の視線が自分に向いているのを感じました。
その時点では、スズメかカエル位にしか考えませんでした。

先程のオジサンがニコニコしながら「チュー、チュー」と。
そして優しく解説してくれました。


   「ベトナムでもメコンのネズミは最高の味。

    美味しい田んぼのお米を腹一杯に食べているから。

    ホーチミンのは不味いし、汚いヨ」


言い終わると、箸でつまんでカリカリに焼け焦げた

塊をポコンと私の器の中に。

しばし眺め、日越友好のためと意を決し
1ミリ四方程度を口に。

味は塩焼きチキンBBQの皮を食べた感じがしました。

オジサンの器の脇にはしゃぶり終わった骨の残骸が
山となっていました。



ベトナム料理漬けの3日間でした。


帰った翌日は手製の
”スパニッシュ・オムレツ、アボガド・サラダ付”で、リフレッシュ!




食事はバラエティがないといけませんよね。



 *日本でも3日間国内視察旅行に”外人”として
   参加してたら 

   刺身・てんぷら・煮物・焼き魚・味噌汁の連続で
   嫌になってしまうでしょうね。


   きっとホテルに戻ったら

     中国人は   ---中華料理屋へ

     韓国人は   ---焼肉屋へ

     イタリア人は ーーー スパゲッティーを

     アメリカ人は ーーー マクドナルドかな?



   そして日本人もラーメン屋に行くかもしれませんね。