2009年8月3日月曜日

ついに食べさせられました!

ヘビ・カエル・ウサギ・ネズミーーーー。

食通を自任している人は、ゲテモノも平気なのですが。
”面食い”の私は、食べ物の容姿?も気にしますのでチョッと苦手。

また、ここでは衛生面も気にしないと
トイレ通いとなってしまいますからね。

しかし、ついに「NO」と言えない場面が来てしまいました。
7月末に3日間メコン地域のテンザン省・アンザン省への
視察旅行に 出かけた時のことです。



円卓の中央にスープが。
右隣のオジサンが、手首をクネクネと曲げるのです。

”ヘビ入りスープ”のようです。
スプーンですくうとヘビのぶつ切りが入っていました。
それを静かに戻し、再度すくってスープだけを
カップにいれて飲ませて頂きました。
トロミのある甘い味付けでした。



次はウサギです。これは昔、食べたことがあります。


初めて食用のウサギを見たのは40年ほど前に

パリのモンマルトルの近くの市場でした。
皮を剥がされ赤い肌がもろにでた状態で、

店先にぶら下げられていました。
とても痛そうだったのを憶えています。



今回はすでにぶつ切り状態。

隣に好物のフランスパンが並べておいてあるので、
それにつけながら食べました。




1ヶ月程前、カンボジアのメコン川沿いで洪水があり、
その影響かネズミが大量に捕れ食用としてベトナムに
輸出 と言う記事を読んだことがあります。

そこで初めてベトナム人がネズミを食べる事を

知ったのです。




そして、それが目の前に。

皆の視線が自分に向いているのを感じました。
その時点では、スズメかカエル位にしか考えませんでした。

先程のオジサンがニコニコしながら「チュー、チュー」と。
そして優しく解説してくれました。


   「ベトナムでもメコンのネズミは最高の味。

    美味しい田んぼのお米を腹一杯に食べているから。

    ホーチミンのは不味いし、汚いヨ」


言い終わると、箸でつまんでカリカリに焼け焦げた

塊をポコンと私の器の中に。

しばし眺め、日越友好のためと意を決し
1ミリ四方程度を口に。

味は塩焼きチキンBBQの皮を食べた感じがしました。

オジサンの器の脇にはしゃぶり終わった骨の残骸が
山となっていました。



ベトナム料理漬けの3日間でした。


帰った翌日は手製の
”スパニッシュ・オムレツ、アボガド・サラダ付”で、リフレッシュ!




食事はバラエティがないといけませんよね。



 *日本でも3日間国内視察旅行に”外人”として
   参加してたら 

   刺身・てんぷら・煮物・焼き魚・味噌汁の連続で
   嫌になってしまうでしょうね。


   きっとホテルに戻ったら

     中国人は   ---中華料理屋へ

     韓国人は   ---焼肉屋へ

     イタリア人は ーーー スパゲッティーを

     アメリカ人は ーーー マクドナルドかな?



   そして日本人もラーメン屋に行くかもしれませんね。

2 件のコメント:

  1. 面白いレポートですね。
    私も結構食べさせられましたが、幼虫が最高でしょう!

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  2. その後お腹は大丈夫でしょうか。
    日越の友好も大事ですが、無理をしないでください。

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