2009年6月26日金曜日

ベトナムと日本、どっちが人間的?

”恐慌突破は、
 電気自動車とソーラー”(文芸春秋6月号)



  ハイブリッド車の開発に遅れをとった三菱自動車は
  エコカーとして電気自動車の販売を開始。


  *勿論、次世代カーとなるには乗り越えなければ
    ならない課題がいくつもあり、そのひとつに”充電”がある。

  社長のコメントでは、
  充電装置(ガソリンスタンドの機能)をコンビニなどにも設置、
  来店への相乗効果も考えているとのこと。



ところで、話題はホーチミンに移ります。

先日、仕事場近くのカフェの2階で昼食を取りました。
食後にお気に入りの香豊かなベトナム・アイス・コーヒーをオーダー。
窓辺からベトナム交通文化の象徴、
オートバイの走り行く姿を、退屈しのぎにしばし眺めていました。

二人・三人乗りは当たり前。時には四人乗りも見かけます。
また、どんな大きな荷物もオートバイで運んでしまう
運転テクニックには、驚きを越して笑ってしまいます。

そんな訳で、時時刻々と変わる風景には飽きることはありません。

私のいるお店の前の交差点を渡ったところには、
移動式ミニ・コンビニ(台車付きショーケース)がオープンしていました。


そのコンビニにオートバイが止まりました。

運転してたオニイサンは、オバチャンと二言三言言葉を交わすと、
運転席のシートの片側を持ち上げ座席の下の給油口の蓋を開けました。

オバチャンは身を屈めショーケースの下の方から薄い緑色の液体の入った
水差しを手に起き上がり、それを掲げ目盛りを確認。
手なれた様子で給油口に注ぎ始めました。

ここの扱い商品には、ガソリンもあったのです。

そして、その目印は標識の下に置かれた金銀に光り輝く
テープで巻かれたタイヤだったのです。

気づきませんでした。

てな訳で、ベトナムでもミニ・コンビニが庶民に便利さを
提供しているのです。

三菱自動車の社長が自慢げに「コンビニとの提携」を口にするより
前に、ここではコンビニと消費者(バイクのオニイサン)との関係が
出来あがっていたのですね。

すでに日本より先に、システムが出来あがっているのですね。(笑)

皆が個人経営。フランチャイズなんかに加盟していません。
ですので、本部からの締め付けなんか一切ありません。


  *公取がセブンイレブンに業務改善の通達をしたようですね。

      『加盟店が売れ残りの弁当を引き取る。
       しかし、値下げ販売は認めない。』
       こんな横暴なやり方、まるでヤクザですね。

    日本の流通業もベトナム進出を考えているようですが
    この国では製造業はともかく、流通で日本式を導入するのは
    至難の業でしょう。



歩道で商売している人達、
人間ぽい感じしませんか?

管理社会の対極で、生活している気がします。
















路上カフェ。

朝から”モーニングセット” 、Pho+コーヒー。
















大学前の”バンミー(パン)” 売りのオバサン。
フランスパンに卵やハムなどを、はさんで食べます。

このオバサン、公安警察が来るとテーブルごと持って
素早く姿を消すのです。

勿論、いなくなれば直ぐに営業再開です。

  *本格的に取り締まると、
    オバサンの収入も途絶え生活できなくなるので、
    公安もその辺を心得て、上手く立ち回るのだと聞きました。
















オジサン、バーナーを使いパンクの修理中。

このオジサン6月2日のブログにも登場した
”万屋”さんです。
















次なる販売先に移動中のようです。

売る場所は時間帯で変えるかな?

2009年6月22日月曜日

絶品!


「美味い!これぞPho!」


と感嘆した店の名前は,「Pho Hao Pasteur」です。
(260 Pasteur St. Dist3)


  * 「Pho」を「フォー」と書くと、

    「そば(又は蕎麦)」を「ソバ」

    「スパゲティー」を「すぱげてぃー」

    と書いてる気分になるので

    あえて「Pho」と書かせてもらいます。

    読む時は”フォー”と発音願います。

                      *表現へのコダワリは筆者の自己満足

とは言うものの、何が違い、どこが美味しいのかを説明する

に足る表現能力は、まだ書き手にありません。



      こじつけ的に言えば、「百聞は,一食にしかず」です
        "Eating is believing"

では、お店にいる気分で食べてみましょう。

12時過ぎ、店内は混んできています。

          
                Pho Bo(牛肉入り)と、前回食べ損ねた
                肉まんを頼みました。




                    主役のPhoを取り囲むよう薬味としての

                    モヤシ・ミント等の香菜類・レモン

生の唐辛子のスライス、左手にはミソだれ・チリソース・辛子・胡椒

そして、食後の必需品“ツマヨウジ”と袋入りお手拭きが並びます。

先ずは、スープをアルミ製スプーンで一口。
あっさりスープ味を確認。

そして、儀式の如く香菜類を指先で千切り
麺が見えない位にのせます。

モヤシは皿を持ち斜めに滑らせ器に。
後は香辛料を好みの量を入れ、
大胆に器の底からかき交ぜ、麺に味をなじませます。

再びアルミスプーンの登場です。

一気にコクのある味に変化。

「解らないよ」なんて言わないでください。
どれだけ美味しく味わうかは、皆さんの想像力次第。



*薬味・香辛料の類は量の多少はあっても
ひと通りのモノは入れた方が味に深みが出ます。


How much?

 Pho   37,000ドン
 肉まん  10,000ドン
 お茶    1,000ドン
 お手拭き 1,000ドン

         合計   49,000ドン (約270円)

*お手拭きは使わなければ請求されません。
ベトナム式合理主義です。




=お詫び=


今まで日本から訪問された方には定番安心(衛生面で)

店舗として「Pho24」に案内していました。

また、行かれた方々も,揚げ春巻きなども一緒に食べ

「やっぱり本場のPhoは、美味しいですね。値段も安いし」と

満足、満足の表情で”ベトナム料理の思い出”を日本に

お持ち帰り頂いていました。


その方々には、このブログを通してお許し頂き

次回訪問の際には、ここのPhoに”肉まん”をつけて

ご馳走させてもらいます。


私のアパートからは5分程歩いたところにあったのです。

2009年6月21日日曜日

壁塗りの妙技!

日曜の朝、食事を終え窓越しに外を眺めるとーーー、


地上30メートルの屋根の上から壁塗りをしている人に気づきました。

流石、ベトナムのペンキ職人!
炎天下も気にすることなく瓦の上をゴム草履で動き回っているのです。

 暑くないのでしょうか?
 怖くないのでしょうか?

日本では考えられない光景です。

先ずは足場を組む作業からはいるのが日本のやり方でしょう。
そして、それだけで百万円、いやもっと請求されるかもしれません。

ホーチミンの職人は、ペンキ缶一個と竹竿の先にロールをつけて
塗るだけ。これでは、費用は日本と比較にならないでしょうね。

でも、見ているうちに疑問が湧いてきました?

それは上層部分は屋根から下に竹竿を駆使してぬれば良いのです。
ならば、中層部分(屋根から届かない部分)から下は
どう塗るのか、と言うことです。

しばし、これが気がかりとなり窓辺での監視が続きます。

       答えは下記の写真です。

途中の窓から身を乗り出し、竹竿を時に短く、時に長めに上下左右に操り
ペンキを壁に塗りつけていたのです。(マイッタ、マイッタです)

高さへの恐れを知らず、巧みな身のこなしには脱帽です!



それでは、その”神技”を動画でお見せしましょう。
でも、お願いがあります。

ブログ操作技術の未熟さで、皆さんからの協力が必要です。

動画を見やすくするためには、
  首を左90度に曲げるか
  パソコン画面を右90度に起こすかしてみてください。

 *尚、読み込みに多少時間がかかるかもしれません。
  お許し願います。
 


最後までお付き合い頂き、感謝の気持ちいっぱいです。

2009年6月18日木曜日

エッセイストの道


一年間程、エッセイ教室に通っていました。

  「エッ、何のため?」

  「見たこと、感じたことを
   サラサラと書けるようになるためですよ。」

ところが「ローマは一日にして成らず」と言うべきか
「隠れた才能?が遠慮している」と言うのか
上達した実感のないまま、昨年6月に退室。

そして、9月からベトナムで次なる人生の活動開始。

生活面では苦手な洗濯も克服
(ただスイッチを押すだけですが)。
年が明けた1月頃には生活にもゆとりが。

何かを始めなくてはと、パソコン・ファイル にある
『エッセイ提出作品』をクリック。


半年振りに書いた作品を読み返すと 、
「ガアーン」、
脳ミソに強烈な衝撃が。

こんなヘタクソな文章を皆の前で恥ずかしげもなく
読めたものと 、唖然としてしまいました
(教室では作品を読み、先生の講評を受けるのです)

しかし、切り替えが早いのか、年齢から来るボケか
”唖然”とした気持ちも数ヶ月で忘却の彼方に。

そんな折、モノを書く事の興味を復活させてくれたのが
仲間からのブログを薦める一通のメールでした。

途端に日常風景が”題材探し”と言うフィルターを通す事で
新鮮に、そして色んな形に変化して見えてくるのです。

  *この変わり身の早さに、再度唖然!

追い討ちをかけるように、エッセイ仲間からの作品が
ホーチミンに 届きました。

それは”励ましエッセイ”でもありました。
エッセイ仲間に、感謝です。

  *その中で「片思い」というテーマの作品がありました。
   書き手は、青春時代のいくつかの”思い”
   の遍歴に触れ、今その相手は「エッセイを書く事」
   になっていると書かれていました。

   私は大いに共鳴。

   しかし、先生の講評は「その箇所、不要」。
   その人はプロになってしまい、アマチュア・エッセイスト
   の心を忘れてしまったのでしょう。残念です。

   ある種のメッセージを発信しているのですから
   いいじゃないですか。

   
   K-chan 
   好きなように、思うように楽しんで書きましょう!
   

=ベトナム・コーヒー・ブレイク=

実は,上段は前置きなのです。

写真の『東海林さだお』の本は息子が送ってくれました。
ユーモア(駄洒落も多いけど)エッセイストの大家です。

このレベルの人は当然に「サラサラ」と書いてると
思ったのですが、それは大きな誤解でした。

ページ139-140を読むと違うのですね。

彼がエッセイを書く時は、

 - 取材メモはしっかりと書く。
 - いい文章を目指す。
 - 出だしは短く一行に。
 - 下書きは、構成を考えずライブ感覚で思うことを書く。
 - 推敲作業。
   濃縮したり、削ったり、入れ替えたりを繰り返す。
 - 数日寝かす。くどいところ、書き足りないところを直す。
 - それを3回繰り返す。

  
大変に参考になり、勇気づけられる本でした。
息子に感謝です。

何故なら、私と彼は同じことをしているからです。

言い方を代えれば、方法論では差がないと言う事です。

    有名な哲学者が言いました。
      「英雄、イロを好む」
      「我、またイロを好む」
      「故に、我は英雄なり」

この論法だと 、私も大家になれるのです。
      
でも、作品には雲泥の差が出るのです。

「どうして? 」   

2009年6月17日水曜日

雨とオートバイ in Saigon

さっきまでの青空がウソのよう。
頭上に雲が広がってきます。そして街路樹の葉が揺れ始めます。
ポツ、ポツと大粒の雨がーーー。


走っていたオートバイは道路脇にとまり、座席の下から雨合羽というか
ベトナム特性デザインのビニールレインコートを出して着始めます。
行動に躊躇は許されません。

何故なら、状況は刻々と変化。時には数秒で一気にバケツをひっくり返したような
勢いで降り落ちてくるのです。

これが南国特有のスコールなのです。

この雨期が10月過ぎまで続きます。

写真に注目!

ビニール製レインコートをなびかせ走るオートバイ前方に
赤色のウインドブレーカーを着た人が。

「アレ、なんか変???」

ここは、私のアパートの前の道。

右から左への一方通行なのです。

そう、このオバチャン逆走中なのです。

”ひたすら我が道を行く”という感じですね。

   「ここ、一方通行ですよ」と言ったら

   「何いうてん? ドイテ、ドイテーエナー!」と言われそう。

そうなんです。ホーチミンには大阪系のオバチャンが多いのです。

CNNの採用基準は?


CNNの天気予報のお姉さんです。
画面がワイドなのか、ご本人がワイドなのか?
でも、雨でも天気にすぐしてくれるような陽気な感じの女性です。


アングルが変わって画面中央にくるとーーー、

どこの天気予報か分かりません。
ハリケーンもすっぽりと覆い隠してしまいそうで、頼もしい限りです。

NHKのお天気キャスター、半井さんは台風情報を現場でしたら
風に吹き飛ばされ画面から消えてしまうのではーーー?

CNNはきっと視聴者に安心感を与えるという判断で、
彼女を採用したのではないでしょうか。

実は、彼女以外のお天気お姉さんも肥大系の方が多いのです。

でも、キャスターは大半が細身。

分りました!

ディレクターは女性キャスターをより美しく見せるため意図的に
そのような組み合わせにしているのではないでしょうか?

何故なら、画面が二分され右にキャスター、左にお姉さんが登場し
ショート・トークを楽しげにします。
その関係は漫才で言う”ボケと突っ込み”です。

そして、キャスターがスマートな突っ込みでトークを終えるのです。

見ている私は、「キャスターって、知的で綺麗!」と思ってしまうのです。

  *念の為、会話の内容はOX?XO?--??のレベルです。
   でも、その美しさが想像力をかき立て、自然と理解出来たような
   気分になるのです。(笑)

さて、ニュース・キャスターの登場です!


で、しょう!!!

2009年6月14日日曜日

歩道って何なの?

どんな使い方しても許されるみたいですね。



先ずは歩道駐車場それも高級車ベンツ。

オートバイ天国のホーチミンでは、車専用の駐車場はほとんど見ません。
経済成長著しいこの国では、自家用車を持つ人も増えてきました。
数年先を想像すると、恐ろしくなりますね。



街の本屋さん。私の事務所を出ると右側にあります。
街路樹があった場所を利用しての“店舗”。
店員は近くに止めたオートバイの座席に身を横たえ
”来店客”を待ちます。

スコールの時は片付けるのが大変だと思うのですが。
ここの人は、それとの付き合い方を良く知っています。

雨降るタイミングの予測機能を各自が持っているようです。
               
    
胸を張って歩く
お兄さん。

仕事は
「何なの?」















歩道のカフェで
くつろいでいる人が
お客様。








彼は”靴磨き”です。

    How much?
     相場は1万ドン位?(60円)
     ?の意味は、2万や3万ドンと言われて払った経験があるので。
     磨き終わると、敷き皮を買えと迫ってきます。
     ここの生活に慣れて来ると、その時に強く「NO」と言えるのです。

写真の赤い椅子(日本のお風呂で使うプラスチックの椅子に似ています)
テーブル機能も兼ね備えています。

カフェ・ソ・ダと呼ばれるベトナム・アイスコーヒーの入ったコップを
この写真の二人も、そこに置いています。

私は、おしりのぬくもりが残る所に置くのには、まだ躊躇してしまいます。

そして、昼にカフェのあった場所も夜には居酒屋に姿を変えます。

時間帯で、“お店の経営者”も変わるようですが。

そうですよね、朝から晩までオートバイの行き交う道端にいたら
健康にいい事ないですからね!



体育施設が右手にあり
そのフェンスを挟んだ
歩道側にネットが
張られています。









その健康に良くないところで、スポーツをする集団もいるのです。

特設コートです。
歩道なのに線が引かれています。

夕方、5時前。
帰宅ラッシュで排気ガスが一番多い時間帯です。

そこに、仕事を終えた人が集まってくるのです。
やっているのは足蹴りバトミントンのようなスポーツ。

この体育施設にジムがあるせいでしょう。
ムキムキ筋肉を披露しながらプレイに興じる人もいます。

この種の見せびらかしたがる輩は、世界どこにもいるのですね。


と、言う事でホーチミンの人たちは歩道を歩道としてだけではなく、
マルチ・パーパス・スペースとして活用しています。

日本なら、先ずは警察に道路の使用許可申請がマスト。
しかし、結果は全てが、却下でしょう。

ここは独自の文化手法”賄賂”で解決しているのでしょうか?????
となると、そこを管理している公安が“ヤクザ”と言うことになってしまいます。

 *日本も似た構図があるようにも感じますね。
   
混沌とした中に、それなりのルールがあるようで
色んな意味で楽しい街です。

2009年6月6日土曜日

フランス料理 in Saigon

ベトナム生活8ヶ月。
最も贅沢な食事を堪能したかもしれません。

場所は5つ星ホテル、ソフィテルプラザ・サイゴンの
フレンチ・レストラン「L‘Olivie」。

テーブルに案内してくれたウエイターが、椅子を引いてくれます。
年齢を重ねると腰を降ろす時に、つい「ヨイショ」と声が出てしまいます。
その時です。指先に感じるものが。

ひじ掛け部分の脇にある”突起物”。
バッグ等をかけるものなのですね。



かって旅行会社でツアープランニングの責任者をしていた時、
世界の高級ホテルのインスペクションする機会が多くありました。
当然、そこのメインダイニングで食することも”仕事”としてたびたび。

でも、この種の突起物に遭遇したことは記憶にありません。

流石、フランスを本拠におく世界的規模のホテルチェーン。
”細やかな心配り”に感心してしまいました。

ところで、メニューはーーーーーー、   


飲み物のオーダーが終わると、
パンが。そこには、タブナード・
オリーブオイル・ブルーチーズが
添えられています。

*タブナードは自分でも一時期
 作ったお気に入りのペースト。


前菜
タイガー・プラウンのカルパッチョ
アボガドソース添え。

*アボガドらしきものは
 形・味・風味含めて発見できず。

  これぞ、隠し味?


メインは好物のラム。

皮もパリパリ感あり美味。
でも、北京ダックに負けず劣らずの
脂肪分が皮の裏側にタップリ。

 *健康数値を考え、皮の半分は
  口に運ばず、最後までお皿に。


デザート Part-1

マンゴをバター?でかるく焼き
上にシャーベットをーーー。

ヌーベル・クイズインの本領発揮。
 



     デザート Part-2
     ワゴン登場
     バラエティー豊かなフランス菓子
     20種類以上勢揃い。

     大阪のオバサンなら、言うでしょう。
     「ここからここまで、クレヘン」

     この時の私はもう「クエヘン」状態。
     (ベトナムで初の”おやじギャグ”失礼!)
     


 充分な料理を堪能した後は
 ”ペパーミント・ティー”。

 何と、鉄瓶に入ってサービス。

 

   
                   

皆さんも”食事”楽しんでいただけましたか?

「エッ、How much?]

このメニューは昼食のスペシャル・セット。
US$23(税サ別)
(この日はゲストでしたので、支払はしていません。念の為)

この雰囲気、この味、このボリューム。

”口数の少ない私も(?)” 料理の美味しさと雰囲気で
気がつけば3時間も会話を楽しんでしまいました。

会話が弾むのも、美味しい食事の効果でしょうか。



帝国ホテルなら、最後のデザートとお茶でこの値段?
それでも足りないかも。

「ビバ!サイゴン」 良いところでしょう。

  *今回は意識して旧地名のサイゴンを使いました。
   ホーチミンよりサイゴンの方が情緒・旅情を感じますね。
   ”ホーおじさん”に怒られるかな?    

2009年6月2日火曜日

このオジさんの職業は?




ホーチミンの街角では色んな仕事の人が集まり、
用向きの人をひたすら待つ光景を目にします。

それでも、客待ちのバイク・タクシーの運転手は
歩いている人を見かけると両手を前に突き出し、
バイクを運転する真似をして「乗らないか?」と誘います。

  *その運転手も、昼休みの時間帯はバイクの座席部分が
   簡易ベッドに早変わり。ハンドルを枕に寝るのです。
   ここまで昼寝の習慣が徹底するとは大したものです。

一方、パンク修理のオジサンや果物売りのオバサン、夕方登場する
チェエ(ベトナム風ゼンザイ)売りのお兄さん達は座って辛抱強く
ただただ、お客様を待つのです。

そんな人達の中に、この写真のオジサンもいるのです。

朝は鼻眼鏡で新聞を読み、昼には手を油まみれにして
バイクの修理をしている姿も見かけます。

夕方には、ハンモックを道端の街灯と街路樹に上手く結わいつけて
身体を休めています。


ところが昨日、驚くことにーーーーー、



今、事務所前の歩道は排水効果のあるタイルに張り替え工事中です。

夕方、オジサンはサンダル履きのままウンコ座りで、職人の如く
タイルを敷き、メ土を入れているのです。仕事ぶりはまさに”プロ”。

  このオジサン、何者なの?
  それとも、単なるオセッカイ? 
  労働の対価はもらえるのかな? 心配になります。


今朝、出勤する時はいつもと同じに新聞を読んでいました。

そして、昼に事務所をでると彼はパイプを削っていました。



でも、着ているシャツも昨日と同じ。

汗くささも気にしないのかな?

    *今日(3日)も同じシャツでした。
      この蒸し暑さで最低3日間は同じシャツを着ています。
      明日はどうでしょう? 気になりますね。


   =Coffee break=

   ホーチミン市内は20メートルは超す大きな街路樹が随所にあります。


   
   その樹木を守るために雨水が地面に浸みこむようにと浸透力のある
   タイルに張り替える工事をしているのだと新聞には出ていました。

   そして、その働き手は地方からの出稼ぎ労働者のようです。
   なぜなら、道端に簡易シート張り小屋を作り寝泊まりしているのです。

   写真のオジサンもそのシート張り小屋でご飯を食べているのを
   目撃したことがあります。でも、記憶ではその小屋の出来る前から、
   その街角で”よろずや”をしていたようにも思うのですが。

   工事もあと10日もあれば終わるでしょう。

   どうでもいい疑問も、そこで一件落着となりますか。