ホーチミンの街角では色んな仕事の人が集まり、
用向きの人をひたすら待つ光景を目にします。
それでも、客待ちのバイク・タクシーの運転手は
歩いている人を見かけると両手を前に突き出し、
バイクを運転する真似をして「乗らないか?」と誘います。
*その運転手も、昼休みの時間帯はバイクの座席部分が
簡易ベッドに早変わり。ハンドルを枕に寝るのです。
ここまで昼寝の習慣が徹底するとは大したものです。
一方、パンク修理のオジサンや果物売りのオバサン、夕方登場する
チェエ(ベトナム風ゼンザイ)売りのお兄さん達は座って辛抱強く
ただただ、お客様を待つのです。
そんな人達の中に、この写真のオジサンもいるのです。
朝は鼻眼鏡で新聞を読み、昼には手を油まみれにして
バイクの修理をしている姿も見かけます。
夕方には、ハンモックを道端の街灯と街路樹に上手く結わいつけて
身体を休めています。
ところが昨日、驚くことにーーーーー、
今、事務所前の歩道は排水効果のあるタイルに張り替え工事中です。
夕方、オジサンはサンダル履きのままウンコ座りで、職人の如く
タイルを敷き、メ土を入れているのです。仕事ぶりはまさに”プロ”。
このオジサン、何者なの?
それとも、単なるオセッカイ?
労働の対価はもらえるのかな? 心配になります。
今朝、出勤する時はいつもと同じに新聞を読んでいました。
そして、昼に事務所をでると彼はパイプを削っていました。
でも、着ているシャツも昨日と同じ。
汗くささも気にしないのかな?
*今日(3日)も同じシャツでした。
この蒸し暑さで最低3日間は同じシャツを着ています。
明日はどうでしょう? 気になりますね。
=Coffee break=
ホーチミン市内は20メートルは超す大きな街路樹が随所にあります。
その樹木を守るために雨水が地面に浸みこむようにと浸透力のある
タイルに張り替える工事をしているのだと新聞には出ていました。
そして、その働き手は地方からの出稼ぎ労働者のようです。
なぜなら、道端に簡易シート張り小屋を作り寝泊まりしているのです。
写真のオジサンもそのシート張り小屋でご飯を食べているのを
目撃したことがあります。でも、記憶ではその小屋の出来る前から、
その街角で”よろずや”をしていたようにも思うのですが。
工事もあと10日もあれば終わるでしょう。
どうでもいい疑問も、そこで一件落着となりますか。
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