2010年3月29日月曜日

落語 in Saigon



志の輔の落語をサイゴンで聞けるとは、思いませんでした。

   *サイゴン在住の富山県人会の人が中心となって企画。
    「何故、富山県人会が?」
    
    皆さんの想像通り、彼が富山出身だからです。


今回の会場はサイゴンの街のど真ん中にあるオペラ座。

   *今の正式名称は市民劇場。
    オペラ座と呼ばれているのはフランス統治時代の名残ですね。

志の輔本人も言っていたのですが、落語に最も似合わない
厳粛ムード漂う会場での寄席となったわけです。

では、その似合わなさを写真で眺めてください。



場違いも、場違いでしょ。





先ずは前座登場。
  真打に遠慮してるわけではないのでしょうが
  話術はまだまだ。未熟さ充分です

  考えれば、これが前座の役目。
  真打より上手かったら前座の資格はく奪されますからね。

そして真打の、立川志の輔師匠、登場となるのです。

何気ない小さいネタから入っていきますが、
すでに観客には笑いが起きるのです。

志の輔ワールドに気がつかないうちに引き込まれていきます。

締めはタップリと聞かせる人情物の古典落語。

「恐れ入りました、流石噺家」と感激してしまいました。

  *こんなに感激するのも異国の地にいるからでしょうか。
   きっと新宿末広亭で聞いたら、ここまでの気持ちが
   高まることはないでしょうね。
   サイゴンで聞けて良かったです。

思わぬ、機会を作ってくれたHさんに感謝。

入場料は30ドル。(ボクは払ってないのですが)
   ベトナム通貨だと60万ドン。
   大学の食堂のランチが40日分食べれるのです。

高価な落語でしたね。

  

2010年3月28日日曜日

下町”食”事情。

人情味あふれたオバサン達の笑顔、世界共通ですね。
左は焼き鳥屋台のオバサン、右は宝くじ売りのオバサン。

  *この笑顔でごまかされてはいけないのです。
   後で触れますが。

着てる洋服はベトナム独特のデザイン。
  パジャマのようなもので、
  ホームウエアのようなもので
  ワーキングウエアのようなものでーーー。

これを着てベトナム風の笠(ノン)をかぶれば、
だれでもベトナム人になれますね。


ここは8区。
東京でいうと葛飾区・荒川区のような超庶民の街。


路上には、ゲテモノ風屋台もあります。
(彼らから見れば、ごく普通のもの)

トリを揚げたものなのです。
左の黒くて小さいのはヒヨ子と思ったらーー、
なんと「カラスの子」なんですって。
カラスの子は肌も黒いと、再認識です。

人情味あふれるオバサンに値段を聞くと
「5000ドン」と笑顔で答えましたが、
地元の人にはきっと”2000ドン”位だと思いますね。

笑顔を見せても金勘定は別という感じですね。



これがサイゴン流”トリの炭火焼き”。
大迫力ですね。

ニワトリより大きくも感じるので、アヒルでしょうか?

こちらではアヒルの卵もニワトリのそれと並んで
売られていますから、ごくごく一般的な食べ物なのでしょう。


5区のシーフードレストラン。
テーブルは折りたたみ式で椅子もプラスチック製。
状況に合わせ、どのようにでもテーブル・セッテイングが出来るのです。

日本人観光客が好んで滞在するのが1区。
ですから、この5区は江東区か墨田区くらいに該当するところかな。
中心には近いけど庶民感覚あふれる店が並んでいます。

料金も同様のメニューを1区で食べたら、倍以上いや3倍かもしれません。




ウエイトレスは皆若く、何故か露出度が多いのです。

注意!

男性陣、それに見とれ気を許してはいけないのです。
こちらのレストランはオーダーミスが日常茶飯事です。


理由は二つ。

 1)我々の語学不足。
 2)彼らの注意・集中力不足

最後に精算するときは、しっかりチェックしないといけません。

そのトラブルを防ぐためなのか、庶民派レストランはビール等の
空きビンはテーブルの下のケースにいれ本数を確認しやすい
ようになっています。合理的ですね。

この日のメンバー3人の合計サイゴン滞在年数は4・5年。
この位の滞在経験があると”ごまかし”にも”ごまかされず”
精算も問題なく行われました。

「何事も経験」
「石の上にも、3年}

なんでも良いですが、長くいると何とかなるものなのですね。

2010年3月25日木曜日

どうでもいいけど、チョト気になる。

左の足の裏にうおの目の小さいのを1月に発見。
2月の末に家族が来たのでスピール膏を持ってきてもらいました。
初期症状だったので2週間ほどで除去できました。

ところで、いつも「これブログ情報になるよ」と講釈をしてくれる
親切な友人がサイゴンにいいます。
でも、大半がブログでは書けない裏情報なのです。
しかし、今回は書かせて頂きます。

サイゴン在住の日本人。うおの目が出来たので病院へ行きました。
すると"うおの目"をメスで摘出,傷口は縫ったとの事。
なんという治療の仕方でしょう。

アー怖!




3人乗りは日常茶飯事。
4人乗りも見かけますがシャッターチャンスには恵まれません。

良く見てくださいよ。
運転するお父さんに4-5歳の息子がしがみつき
乳飲み子(足のみ見えるのですが)を両手に抱えたお母さんは
サンドイッチのように子供たちを挟みこんでいるのです。
そのお母さん、股の力とバランス感覚がすごいのでしょうね。

アー怖!





先週のブログでバイク事故を載せましたが、
その一週間後に今度はムイネで遭遇。

写真には写っていませんが左側にも荷物が散乱。
想像するに積んだ荷物が多すぎ荷崩れ状態を引き起こし
それを防ごうとしてハンドル操作を誤り
横転したのではないでしょうか?

アー怖!



ムイネーにバスで行く途中立ち寄ったドライブイン。
初体験です。
スリッパに履き替えるのです。

この辺の事は比較的大雑把に見えるベトナム人なのですが
利用者はきちんと守っているのに小さなオドロキ。

そして、大きなオドロキが!
脱いであるに注目。
係りの人が向きを変えて揃えてくれるのです。
日本でもここまでのサービスはなかなかありません。

これが出来るなら、バイクの交通ルールもいずれ守れるようにーーー。
と、つい期待してしまいますが無理でしょうか?

  


トイレの話題が続きます。

ムイネーで宿泊した2.5星のホテルの部屋のトイレです。

ゴミが浮いているのではないのですよ。
お客様を歓迎して花を散らしてくれているのです。

 *誰ですか、菊の花?なんて思っている人は。

あまりの美しさに流すのがもったいなく、
と言って顔を洗うわけにもいかずーーー、
先ずは、ロビー脇のトイレを最初は利用させてもらいました。

マイッタ、マイッタですね!




せっかく褒めたのですがーーーーー、
アパートから事務所に行く時に毎朝通る道です。

突然歩道の真ん中に側道補修のための工事材料なのか
石と砂が山と積まれました。すでに2週間近く放置状態。

壁際に積めば歩行者も楽に歩けるのですが。

  *バイク優先で歩行者優先の意識がないあらわれでしょうか?
   実際、歩行者はすくないですね。100メートルの移動でも
   バイクを使いたがりますから。


先程のトイレの係員がここにいたらと思ってしまいますね。

あのトイレに皆が研修に行けば、道路清掃の事情も
ずいぶんと様変わりすると思いますね。




先日、知人がサイゴンを訪ねてくれました。
お土産に喜多方ラーメンと辛子明太子を携えて。

喜多方ラーメンは娘婿がその地の出身なので、食べる機会も
多くありましたが、5食入りがなくなるのには日本では時間が必要でした。

ところが、今回食べると「こんなに美味しかった?」と
醤油味のスープをすべて飲みほしてしまったのです。
一緒に食べた若者は生麺を凝視するので2袋分を茹でてあげました。
勿論、スープも完飲(と言うのでしょうか?)です。

こちらを訪ねてくる人。
喜多方ラーメンも辛子明太子も成田空港で売っているようです。

それ以外の販売商品も試してみたい気持ちもわいてきますね。
記憶では、ウナギもあったようなーー、塩辛、蒲鉾、????


よろしく。



2010年3月24日水曜日

マリーン・リゾート、ムイネ。

「砂漠のオアシス」って思ってしまいますね。

サイゴンから東に約250キロにあるヌックマム(魚醤)で有名な
ファンティエットから、さらに東に30キロに先にあるムイネです。

村に近ずくと椰子並木が続き、リゾートホテルやレストラン、
バックパッカー向けのゲストハウスが点在しています。
最近急激に開発されている発展途上中のリゾートなのです。



近くには白砂砂丘(White sand dune)と
赤砂砂丘(Red sand dune)と呼ばれる観光ポイントがあります。


「砂漠のオアシス」と書いたのは白砂砂丘。
風で砂丘の形は微妙に変化、
写真マニアにはたまらない被写体となりますね。




赤砂砂丘には人が多く、凧揚げしたり、プラスチックボードで遊ぶ人等々。
神秘的要素からは程遠く、単にオレンジ色の砂丘という印象しかありません。

  *プラスチックボードもお金をとられるのです。
   借り代は2万ドンとガイドは言っていました。






さて、今回はシンカフェのパッケージツアーに参加しました。

 *シンカフェは新社名をシン・ツーリストに変更。
  バスツアー等では最も信頼できるバス会社となっています。
  そこが保有するムイネリゾート1泊(4食付き)に参加しました。
     *週末料金を加算しバス代もいれて
      155万ドン(約7千円) 一人部屋使用。



敷地もコンパクト。
2・5星程度のリゾート・ホテルかな?



朝、ビーチチェアに横になっていると、日よけ対策完璧のオバサンが
砂を金網が張ってあるザルで丁寧に振るいにかけているのです。
危険物や固まった砂を排除、足ざわりのよい砂にするのでしょうね。

この努力を見て0.5加算。
3星ホテルとしましょうか。




4食付とは、到着日と出発日の昼食2回つき、
それに夕食と朝食が加わるので、その回数になるのです。
日本ではないパターンと思いますが。

食事はベトナム料理で、こんなものでしょうかね。

特にスープも4人だと目の前に鍋が置かれ
コンロで煮て食べれるのですが、
一人だと、器に入って出てくるだけ。
見てくれの豪華さ、美味しさも薄くなりますね。




ホテルの前の砂浜にはお椀形の船がありました。
「乗らない?」と声をかけてきましたがーーーーー。

佐渡にはたらい舟というのがあったように思います。
この種の乗り物は似たようなものがどこにもあるのですね。





やはり、海には夕陽でしょう。

解説不要ですね。

海を眺め、気分転換にはなりましたがーーー、
サイゴンからバスで5時間は、ちょっと長いですね。

次回、バックパッカーでゲストハウスに泊れば
食べ物代いれて100万ドン(5千円)で充分に楽しめるでしょうね。

近々、2度目の挑戦を考えたいと思います。



2010年3月17日水曜日

世界の車窓から。(フエ-ダナンの列車の旅)

世界遺産の街、フエの駅です。
可愛いですね。

またまた「世界の車窓」シリーズのつもりで楽しんでください。

サイゴンからハノイへ向かう統一鉄道は30時間の列車の旅です。
フエには18時間かけてサイゴンから列車がやってきたのです。

その列車でフエ-ダナン間(2時間半)の旅を味わいました。


ホームにはお土産屋さんが並んでいます。


木枠に梱包されたバイク。

扱い”要注意”ですね。
ワザと壊れそうな木枠にしているのでしょうか。
そうすれば木枠に触れるときから注意しますものね。







鉄道ファンなら憧れのシーンを撮影しました。




プラットホーム(この駅はないですね?)に入ってくる
列車をみたら、乗ってみたくなりませんか。



車両は寝台車に軟座と硬座に分かれているようで
この写真はソフトシート(軟座)です。

長距離乗る人はタオルを窓枠にかけたりしています。

こんな電車に乗ると以前NHKで放送していた
関口知宏の「中国列車の旅」を思い出しますね。


今回はバックパッカー姿の旅支度なので問題なしですが
スーツケースの人は向きません。置き場所がないです。

一人で乗り物に乗ると、まず隣の席の人の様子を見ます。
今回もダナン同様若い女性。
でも、英語はダメそうな感じ。
そこでベトナム語指差し会話集を取り出し、

   「どこへ行きますか?。ボク、ダナン・ダナン・ダナン」

結果としては自分の胸を指して何通りかの発音で
「ダナン」を発音。(発音が手強く、苦労するのですよ)

心意気が通じたのか、彼女も胸に手をあて微笑みながら
小さい声で「ダナン」と。
これで安心。乗り過ごすことはありません。



乗車して30分程すると昼食の車内販売が始まりました。


朝が遅かったのでパスすることにしました。

乗客の中には持参したインスタントラーメンを食べる人もいます。
ドイツ人風の若者バックパッカーは用意してきたフランスパンに
三角チーズの包装を破り、パンに挟み込んで食べていました。

 *この種の緊急食糧対策はバックパッカーとしては
  マストですね。

  沢木耕太郎も本に書いていました。
  彼はリンゴをザックに入れておくのだそうです。
  
  私の緊急食糧はリッツです。
  今度はそれに三角チーズを用意しましょう。




食事が終わると車内は何かと散らかります。

サイゴンの路上同様に、車掌さんが掃き始めました。
皆がゴミをまとめれば回収も楽だと思うのですが。
これも国民性?

でも、昔の日本も列車(当時は汽車かな?)の中は
それなりに汚れてたと思うのですけど。

 *私より、年配(失礼)、いや記憶力の良い人で、
  その辺の事に詳しい方がいたらコメントに入れてください。



ベトナムの新幹線プロジェクトはドイツ、フランスなどを抑えて
日本が受注したようですが、私の生きているうちに走るのでしょうか。


現在の統一鉄道は超ノンビリです。
「世界の車窓」からを楽しんでください。









女性の関心事、トイレです。

キレイ(利用可能範囲)と考えるかどうかは
秘境慣れしているかどうかですかね。

白いコードの先からは水がでます。
ベトナム式、ウオシュ・レットです。




昼食もすませ昼寝タイムとなりました。
こちらは昼休みが官庁だと二時間。田舎にいけば三時間。
皆、直ぐに寝ちゃいます。


すると突然音楽がスピーカーから大きな音で流れてきました。
びっくりして起きると、隣の女性がこちらを見て「ダナン」
声が小さいのかスピーカーの音が大きいのか聞きとれず
ダナン と声を張り上げてしまいました。





ダナン駅に到着です。

外人旅行者はホイアン(ダナンから30キロ)へ行く人が大半。
タクシー運転手もそれ目当てに客待ちをしているので
私がダナンのホテルの住所を見せると
「I don't know」

困ったものです。

  *こちらのタクシー運転手のマナーは良くないです。
    特に日本人はカモにされているのか、強く要求すれば
    払ってもらえると思われていますね。





で、ダナンはどんな街?
   「中部の商業経済の中心都市。」

   「観光するところは?」

   「襟裳岬と同じ」

   「何、それ?」

   「”襟裳の春は、何もない春です”」






3月27日に国際花火大会があり、日本は今回初出場するとの事。
写真にあるハン川にかかる橋の近くから打ち上がるのです。

世界遺産の街 フエ。 第2編

ここはフエに出来た最新のホテル。
こちらの人はキンキラキンが好みのようです。
前にも触れましたが大阪センスに近いところがありますからね。

ここはソフトオープンと言って1年位経っているいるようで
なんでフルオープンまでにそんなに時間がかかるのでしょうかね。




フエにもバックパッカー向けのホテルがありました。


写真の部屋は15ドル。
快適そうな感じの部屋ですね。





これは廟の近くにあるお土産屋さん。
カラフルに並んで売られているのは何でしょうか?

  *答えは、最後の行に書かれています。




この写真には解説が必要です。

食事を一緒にした人の飲物にアリらしきものが入っていたのです。
ウエイトレスにそれを言うとストロー等を駆使して取り出そうと
するのです。

 「何故、新しいのに取り換えないのでしょう?」

この話をサイゴンに戻って友人にしたら
「ストローを使ってアリを吸い出せば、早かったのに」と言うのです。

こうなると、昔流行った本の「頭の体操」になってきますね。




バイク事故です。
いつか写そうと思いながら、良い場面(失礼)にはなかなか遭遇しませんでした。



フエの友人の話。

フエのバイク事故。
激しくぶつかり両運転手とも起き上がれず。
双方のバイクは路面を滑って反対車線と歩道に乗り上げた状態。
野次馬が集まりだした時に、反対車線にある倒れたバイクを起こし
盗み乗り逃げしようとした輩がいたとの事。

サイゴンの知人の話。

彼自身がバイク事故を起こした時。
衝撃で半分気を失いかけ救急車で病院へ。
後でポケットを調べたら、財布が盗まれていたとの事。

注意しましょう!!!!


先程の答え:お線香

世界遺産の街、フエ。

この川はドイツからフランスに抜け地中海にーーーー、
なんて書きたくなるような景色ですね。

ベトナム最後のグエン王朝(1802-1945)があった世界遺産の街
フエ市内の眺めです。いかがですか。
日頃描いている皆さんのベトナムの印象とまるで異なるでしょう。

街は中央を流れるフォーン川を挟んで、旧市街・新市街に
分かれています。


これは王宮門。
ガイドによれば中央の門は皇帝のみが使ったとのこと。
日本の皇太子が昨年2月に訪れた時は、この中央の門を通ったようです。


団塊世代にとって衝撃だったのは、この門の壁に銃弾の跡があったことです。

ベトナム戦争当時、北の軍隊がこの王宮内に入り込み南の軍隊及びアメリカ軍
と激戦となったのです。

銃弾の跡がはっきり見えますよね。





フエの街は、京都に置き換えて想像してもらえればいいです。

ですから、街の旧市街にはいたるところに寺院や廟があります。
神社仏閣巡りの好きな人なら飽きないかも。
でも疲れますよ。

日本の神社仏閣も階段が多いかと思いますが、こちらも負けていません。
この写真のところ(名前は忘れてしまいましたが)も本殿までは128段。
こちらは階段の段差が不揃いで、手すりもないところが大半です。

ヨーロッパからの観光客の姿をみてください。
ヘロヘロという感じでしょう。





サイゴンではフエ料理は王朝料理として値段のたかい
高級レストランが多いのです。
日本でいえば京懐石みたいな風に位置づけられているのですが。
ところがフエに来てみると全てが庶民の物。
ブン・ボー・フエもサイゴンの半値かな?



下の写真に注目。左右同じ店の名前。
でも右の方がお客さんが多いでしょ。




左が本物なのです。

前にも書いたようにベトナムはコピー王国。
人気店の隣に同じ名前の店をだすのはよくあるようです。
ケンカにならないのでしょうかね。

通常は考えられないのですが。
なんでもありのこの国ですのでーーーー・

  *サイゴンでもカニ料理で有名なクアン94の隣に
   同じ名前のお店があります。




これが本家のブン・ボーフエ。
お値段は2万ドン。(90円位)

アッサリ辛めのスープに肉厚の煮込んだ牛肉が太麺のブンの上に。
美味です!私の好物のひとつです。

2010年3月12日金曜日

若者たち

「若者たち」

君の行く道は、果てしなく遠い。
だのに、何故歯をくいしばり
君は行くのか、そんなにしてまで。

君のゆく道は、希望へとつづく。
空にまた、陽が昇るとき
若者はまた、歩き始める。


学生時代(1960年代後半)にヒットしていた曲ですね。
覚えてますよね。

この曲をまた口ずさみ始めたのはボランティア派遣前に受けた
2年前の研修期間中でした。

65日間の合宿研修も後半になると気力体力ともに疲れてきます。
そんな状況のなか、同期隊員の若者が任地では過酷な環境での
生活になると聞かされると、ついつい親の気持ちとなって

  「病気したら大丈夫?強盗にやられるんじゃない?」
  「エッ、お風呂も入れない。」

しまいには、自分の事を棚に上げて

  「行くの止めたら」等と言ったりしてました。

そんな感じで若者と過ごした65日間は、自分を青春の時代にも
戻してくれました。

その若者たちの仲間と、週末に近くの露天風呂へ行った時です。
応募の動機や色んな語らいの中で、つい親の気持ちがでて

   「無事に帰ってくるんだぞ。
   親は口に出さなくても心配しているのだから、連絡はいれろ。
   そして、行かせてくれる親に感謝しろよ」

   と言ったら

   「GGこそ、
   行かせてくれる奥さんに感謝しなさい」
   
   と言われてしまいました。

   勿論、感謝、感謝ーーーーー、感謝です。


最近、その妻が日本から来るときにフォークソング全集を
持ってきてくれました。
そこには「若者たち」も載っていたのです。


ギターを伴奏に、一人歌うのです。

   君の行く道は、果てしなく遠い。
   だのに、何故歯をくいしばり
   君は行くのか、そんなにしてまで。

   君のゆく道は、希望へとつづく。
   空にまた、陽が昇るとき
   若者はまた、歩き始める。


若者と思っている皆さん、
若者になりたいと思っている皆さん、
サアー、大きな声で歌ってください。

「どうですか?」

何か、先に明るいものが見えて
”力が湧いてくる感じがしませんか?



ボクって、能天気ですかね。

   

2010年3月11日木曜日

国際婦人デー

3月8日は国際婦人デェー。

こちらは、何かの記念日と言うと途端に路上に花売りが登場します。

彼は事務所の前にある建築大学の学生さんですね。
誰にあげるのでしょう?女性の友だちかな、それとも先生かな。




昨年、全員参加でバインセオ(ベトナム風お好み焼き)を駐車場で
作ったのを思い出しました。

今年はその駐車場にプロが登場(どこかのレストランの人?)
朝から準備を始めました







ガス台もプロ用の火力の強いもの使っています。
鍋の表面を見れば分かりますよね。

魚の揚げ物は、特製スープに浸して食べるのです。
カラッと揚がっていて高級レストランの味でした。



会議室の脇のスペースに円卓を5台並べ、50人の宴会が始まりました。
時間は12時過ぎ。

午後の仕事を忘れてビールを飲んでいる人もいました。





昨年、午後は皆は家から戻ってきませんでした。
でも今年は、残念ながら仕事がありました。

思考がベトナム化している自分自身の対応能力の高さに感心します。

食べてるときに単純な???が浮かんで
「国際男性デェーはいつ?」と聞いたら
「3月8日以外すべて!」と答えが返ってきました。(笑)

アット・ホームで楽しい職場環境です。

2010年3月7日日曜日

MUS MUS?

友人のAさんが「ムシナベ」を誘ってくれました。
お店の名前は「MUS MUS」

一緒に誘われた友人Hさんは、「ムシナベ?」と言って
気持ち悪そうな表情を浮かべました。

「蒸し鍋」を誘ったのですが、「虫鍋」とカン違いしたことが数分後に発覚。
大笑いでした。

犬鍋・ヤギ鍋等がベトナムにあるのですから
虫鍋と思い込んでも不思議ではないかもしれませんね。

と言う事で上が「蒸し鍋」。
土鍋で出てくるとは日本調な感じを持ちますね。
(やはり、オーナーは日本人でした)

子皿には6種類のお好みのタレ等薬味が入っています。
鍋の底には鳥のだし汁が沸々とーーー、

沸騰するスープの上には穴のあいたトレーに新鮮な野菜とお肉をのせて
蒸すのです。



待つこと15分ほど。会話に夢中で待ち時間も気になりません。
野菜の栄養素をそのまま留めてタレにつけて食べるのです。
アッサリ、おいしいです。

出来れば、ポン酢をタップリつけて食べたいですね。




=街角風景=

バイク王国のベトナム、最低でも2人乗りを前提としているので
後ろのシートを荷台にしているバイクを見かけることは稀です。

座席の前の部分にはフックやホルダーを設置。
小物を運ぶのに苦労しないようにも工夫をしていますね。




事務所を出たら驚くべき光景を目撃しました。

クレーンの上には作業員が2人道路上にまで伸びきった枝を切っています。
だからと言って、その下を通過するバイクを交通整理している様子はありません。


見てると、運転手が上を眺めながらアンウンの呼吸で通り抜けていました。

安全管理という概念・方法には、日本とはまだ隔たりがありますね。