2009年8月13日木曜日

ここがアヘンの精製所?

こんな洒落た感じの場所は、ちょっと東京でも見当たらないのでは。
とてもサイゴンにいるとは感じられません。
まるでヨーロッパの街のどこかにあるビストロです。

    *広辞苑によるとビストロとは”フランス風居酒屋”
     かってベトナムがフランスに統治されていた時期があるので
     あえて、この表現をレストランに代えて使用。


でも、写真右下のバイクに目がいくとベトナム感がでてきますね。
どうせならVespaでも写ってくれていればよかったのですが。

    *Vespaとは「ローマの休日」でヘップバーンがグレゴリー・ペック
     と一緒に乗っていたスクーターです。

ここは、昨年度アジア地区で最高級ホテルとして選ばれた
サイゴンの五星ホテル、パーク・ハイアットの脇のボーバンタン通り
を渡ったところにある「The Refinery」です。

   *意味は精製所。昔この一画はアヘン工場だったと言われています。
    ちょっと内部の撮影と思ったのですが、周りが皆なここに住んでいる
欧米人らしきお客が多く、観光客気分ではパチリとはできない
    雰囲気なのでやめてしまいました。


   勿論、壁にはセピア色の写真の入った額があったりでノスタルジーを
    充分に感じさせてくれます。


欧米系外国人を対象にしているので料理のボリュームはタップリ。
日本サイズの胃袋の方は、最初に出てくるパンを食べ過ぎないように。

パンの好きな人ならお代りしたくなりますが、メインがきつくなるので
ガマンも必要。

   *実は、塩味の利いたここのフランスパンは私のお気に入りです。
     世田谷(経堂)の住宅街にあるイタリアン・レストランの味に近いのです。


ランチメニューは前菜2種類(サラダ、又はスープ)と
メイン2種類(この日は魚、又はキッシュ)の中からそれぞれお好みで選べます。

この日は、スープとキッシュをオーダーしました。

テーブルに大きな器にタップリのパンプキンスープが運ばれてきました。

その表面には生クリームで花柄とも見える模様が描かれています。

その美しさに飲み始めるのを躊躇、しばし見とれてしまいます。

でも、スプーンですくい始めるとその図柄も直ぐにくずれ、
その後は視覚での楽しみが、味覚への楽しみと移っていくのでした。


メインのキッシュの中身はカリフラワー。
写真では見栄えのしない食材ですね。
でも硬めに茹で上げていたのか、適度な歯触りを感じ
存在感を出していました。


食後の飲み物も、勿論ベトナムコーヒーもありますが
お店の雰囲気から、カフェ・ラテかエスプレッソをお勧めします。


=詳細情報=
ランチセットの料金は、約18万ドン程。(約千円)

住所: 74 Hai Ba Trung , Dist 1

1 件のコメント:

  1. 毎回おいしそうなものが出てきますね。
     昨日旅行会社に下調べに行ってきました。
    概ねの計画は10月の初旬に一人旅。
    ホーチミンへフリーのツアーに参加。1週間の予定。
    そのときはよろしく。

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