パステル・イン・サイゴン・ホテルのレストラン「カサブランカ」の名物
巨大な”海老かき揚げ丼”です。
*以前(4月27日付け)に、名古屋の味噌カツ丼でも紹介されたところです。
支配人によると相当数のお客様がギブアップ。
「相当数以外の人(完食者)とはどんな人?」と聞いたら
「そりゃ、工場関係で働く若いパワフルな人達ですよ」との事。
シニア層は皆無らしい。
彼曰く、シニアが完食すれば「ギネスものですよ!」。
ならば「8月、日本で受ける健康診断にクリアーすればーー」と
挑戦の意志表示。そして10月8日に、その機会が訪れたのです。
(わざわざお店に行ったので、実際は自分で機会を作ったのですが)
さて、どうですか,この”かき揚げ”の大きさ?
厚さは14センチ超はありますね。
*昔、銀座の老舗天麩羅屋「橋善」(今は残念ながら店を閉めてしまいました)
のも異常に厚かった記憶があります。
でも、厚くてもその体型(かき揚げ型かな?)には品があり、
さすが銀座、天ぷらも洒落ていると思ったものです。(笑)
一方、こちらは下町系。
体系もろに露出で、丼ぶりをはみ出していますね。
これはベトナム人女性と同じで、この遠慮なさがベトナム文化のひとつなのです。
こちらの女性は小さめのシャツを着て体型をもろに見せたがります。
そして余分な脂肪でふくらんだわき腹をまるで誇示するように披露するのです。
カサブランカの日本人シェフも、この文化の影響を受けたのでしょうか。
この食べ方について、触れたいと思います。
まず箸で適量を本体から切り剥がすように強引につまみだし、
お皿にのせるところから“かき揚げ”の解体作業が始まります。
それを繰り返して、ようやくご飯が見えてくるのです。
その頃には口の中は油でベトベト感がーー、
それをご飯でふきとるようにからめて飲みこみます。
その間、2名の立会人との会話も楽しみます。
油のせいか会話も滑らかに。
でも、話し過ぎると満腹感を感じはじめるので要注意。
同じペースでゆっくりと、
解体・飲み込み・会話の行為を繰り返すのです。
*2年以上前に名古屋・金沢を36時間で走る
さくら道ウルトラ・マラソンのサポート隊のボランティアを
した経験がここで活かされました。
このレースも長期戦。出だしにスピードを上げた人は完走
できないのです。ヒタヒタと同じペースでゆっくりとが原則。
挑戦してから完食まで40分近くかかりました。
2名の立会人(支配人含む)からは祝福され、
晴れて、カサブランカ・ギネスに名前が刻まれたのです。
*後日談
その支配人、病み上がりにもかかわらず
それから2日後に挑戦。見事完食!
歴代2位の年長完食者となりました。
おめでとうございます。
サイゴンで楽しんでいる『青春』のひとコマでした。
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