コーヒーはベトナムでは国民的飲み物です。
それは、路上カフェから、ヴィラ風の建物を使った
洒落たミュージックカフェまで、いたるところで楽しめるのです。
=おさらい=
フランス統治時代に栽培技術をブラジルから学び、気候風土のあった
ベトナム中部の高原地帯で栽培されている。その地域には山岳少数民族
が住んでおり、彼らの貴重な収入元ともなっている。
現在、世界2位のコーヒー豆生産国となっています。
話によれば、世界的食品会社のネッスルが大量に買い付けているとの事。
実は外ではコーヒー飲んでいましたが、
家ではベトナム式のコーヒーを淹れていませんでした。
ところが、先日、コーヒー豆とアルミ製のフィルターを
お土産にもらったのがきっかけで、ハマってしまいました。
勿論、ベトナム式アイス・コーヒーには必需品のコンデンス・ミルクと
氷は冷凍室で用意しました。
左のスティール製の内蓋はネジ止め付。
右がアルミ製。内蓋はいかにも軽そうでしょう。
カフェ・ス・ダ(ベトナム式アイス・コーヒー)に、挑戦!
アルミ製フィルターにコーヒー豆を入れ、内蓋を上に乗せます。
お湯を注ぎました。
アルミの内蓋は、お湯と一緒に浮き始めました。
重石効果は期待できませでした。
ポタポタ垂れ始めたものの、数分でポタとポタの間隔が長くなり
詰まったのか、あまり垂れてきません。
スプーンでフィルターの底をこすると、刺激されたように
ポタポタの間隔が短くなり、数分するとーーー。
その繰り返しで、なんとか淹れ終わりました。
10分は費やしたかもしれません。
*フィルターへの不信感が、味にも乗り移ったようで
お店で飲むような美味しさは味わえませんでした。
翌日、近所の金もの屋の店先にスティール製のフィルターを見つけました。
説明を聞くと、内蓋はネジ方式となってしっかりと上からコーヒー豆を押さえつけ
るので良いとすすめられ、4万ドン(約220円)で購入。
再度、挑戦!!
1回目はネジの締め付けが強すぎ、ポタポタと垂れず失敗。
やり直しの2回目。
内蓋とコーヒー豆の間に数ミリの隙間が空くような感じで
ネジを軽くしめ、お湯を注ぎ、待つこと5-6分。
短時間でドリップ終了。
口にするとアルミ製のものより、コクがないように感じました。
*スティール製の方が5倍以上は値段も高いし、しっかり出来ているのですが。
コーヒー好きの人に聞きました。
やはりアルミ製でドリップに時間をかけるのが
美味しい淹れ方のようです。
その方が”香り豊かなコーヒー豆のエッセンス”が
お湯に溶け込むのですね。
*アルミ製の方が雑に出来てるので底の穴の大きさもいい加減。
それが適度に間を作ってポタポタと落ちるようになるのでしょうね。
まるで、ベトナム人そのものと言う感じです。
ベトナム人の仕事振りは後日、ブログに登場するでしょう。
時間を気にせずノンビリとドリップを眺め、
その間、会話を楽しむのがベトナム式。
淹れ終われば底にたまっているコンデンス・ミルクを
良く溶かし、充分に混ぜて氷が入ったグラスに注ぎ移すのです。
南国の強い日差しの中で飲む、
カフェ・ス・ダは、絶品です!
=コーヒーから学んだ事=
*「急いては、事を仕損じる」ですかね。d
熟成期間と言うものは、何にでも必要なのですね。
と言うことは、我々の年代もまだ味があるのでしょうか?
「エッ、賞味期限切れ?」
木陰のカフェーでアイスコーヒー、エッセーの創作意欲がわくね。
返信削除明後日から山に入るが、あのアルミのカップほしいな。
山で飲むコーヒーも格別だよ。
60歳の手習いで書道(お習字)を始めたが、墨と筆の感覚はまさに”熟成”を待っているようだ。
コーヒー道と書道、お互いに頑張りましょう。
ブログ回復しました。
返信削除ベトナムコーヒーはベトナムで飲まないと
美味しさが味わえません。
お待ちしています。