2009年7月14日火曜日

携帯電話のマナーは?


「車内のお客様のご迷惑になりますので、
マナーモードに切り替えるよう、お願い申し上げます。」

電車に乗る度に聞いているこのメッセージ
海外でもやっている国はあるのでしょうか?

ベトナムでは考えられません。


今日は、ベトナムの携帯電話事情(マナー)に触れましょう。

先ず背景としては、電話回線のインフラ整備は充分でなく
昭和20-30年代の日本を想定すると良いかもしれないです。

呼び出し電話でご近所さんから取り次いでもらった時代ですね。
今の若い人は想像つかないかもしれませんね。


ですから、事務所での回線も少なく一台の電話機を
数人が兼用して利用する状況です。

そんな環境の中で携帯電話が登場したので、一気に普及。

そして、経済成長とが重なり携帯を持つのがステータス・シンボルに。
今は、I-Phone等の高級機種に人気が集まっているようです。

  *平均月収100ドル超が国平均。ホーチミンはダントツに高く
   250ドル平均となっています。ちなみにI-Phoneは700ドル超。
   日本の感覚で行くと大型テレビかパソコン並み?



そんな状況ですので、仕事の電話も携帯に優先的に掛かってきます。

従って、受ける側も訪問先でも構わずにでます。


=ケース 1(商談中)=


上司と部下がアポイント先に訪問し商談中の場面を想像して下さい。

そこで、部下の電話が鳴ります。
直ぐに出て、その場で会話が始まります。

一方、隣の席の上司は関係なく訪問先担当者との商談が続きます。

その場の音声多重状態は、しばらく続くのです。


  *日本ではマナーモードに設定、訪問先との会話を
   優先すると思うのですが。


=ケース 2(事務所で)=


大きな音で受信メロディーが携帯から流れます。
  *マナーモードにはあまりしたがりません。

大きな声で話している時は、仕事のようです。
   

差しさわりのある場合は、極端に小さい声か

事務所から出て行き外で会話を続けるのです。

  *副業を持っている人もいるようですからーー。


=ケース 3(会議や授業中)=


大学での授業中も学生は携帯でメール操作をしています。、
電話にでて、教室から出て行くところを目撃したこともあります。
  *ゼミ形式の授業のケースでしたが。

  これは、日本の学生も同じかもしれませんね?


=何でもあり=

ある地区の人民委員会に訪れた時です。

30人程の会議でした。
偉い人が長い挨拶(演説?)をしています。


10分もすると、何人かがその場で携帯で話し始めました。

その向かいの席の二人は、お互いに話しを始めす。


この国では、話し手は誰もが聞いていなくても話し続ける
集中力と根性が求められるのです。


それが出来なければ、偉くなれないのでしょう。

そのうちに熱弁を振るっている本人の携帯がなったようです。  

長い演説もチョッと一休み。


そして、また続きました。



3 件のコメント:

  1. ベトナムのビジネスの場面が目に浮かぶ、ちょっとわかりづらい個所がある。段落の変わり目に一工夫要か・・・

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  2. アドバイス、感謝です。

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  3. とても魅力的な記事でした!!
    また遊びにきます。
    ありがとうございます!!

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