2010年6月6日日曜日

友遠方より来るシリーズ(熟年女性編)

以前のブログでも紹介した高級ベトナム料理の店Mam Phamです。
今回は、学生時代からの友人4名とそこでの昼食を楽しみました。
女性3人寄ればーーーと言いますが、4名となるとどうなるのでしょう?

そこにポイントを絞って観察してみました。
そして気がついたのです。

会話の量と音量が、状況により倍以上になることが分りました。

  *3人で、1人が話し2人が聞くパターンなら問題なし。  
   4人でも、1人が話して3人が聞くパターンであればコレも問題なし。

   しかし1対1が2組できると一気にその音量は拡大。
   瞬時にパートナーの攻めが変わる、ダブルスの試合の如く
   ボレー(おしゃべり)の応酬が始まると、もう大変です。
   ボルテージは高まるのみです。

旅の3日目はメコンへの観光に出かけました。
ミニバスをチャーターして、いざ出発。

  *専用車で出かけたのが正解でした。
   もし乗り合いツアーでしたら、他のお客様から
   なんと言われるかーーーーー。

そうなんです。 最初はシングルス一試合でしたが、2試合となり、 ついには同じコートに4人登場。 ダブルス開始。ボレーの応酬ーーーーー、 そして、度重なるジュースで話は堂々巡り。


  



40年以上のお付き合いしている仲間同士の旅行。
それは、それは楽しくないはずはありませんからね。

前回のブログの男性陣に負けず劣らず、仲が良いです。

   元気度会話量は完敗。
    女性陣が白鵬なら男性陣は高見盛でしょうか。
    勝つわけないですよね。
    




さて、その4名はお揃いの洒落た帽子をベンタン市場で購入。
勿論、値段交渉の末ゲットしたもの。

   *20万ドンで交渉がスタート。
    ラストプライスは6万ドン(1個300円弱)






このツアーは、メコン支流の中洲にある観光村を訪れます。
その後は、ノン(ベトナム風笠)を被り、椰子やマングローブに囲まれた
運河を下るのです。

軽くて不安定な感じもするのですが実に機能的。
三角錐の形体が頭との接触を最小限に抑え
さらに、通気性を高めるのです。

この地の気候の中で工夫され生れて来たものなのでしょうね。


4人は買い物好き。
”SALE”の文字に弱いタイプですね、観察していると。

休憩で寄った果樹園の農家。
無料で出された果物。そのテーブルの真向かいには
幸か不幸か、バッグを並べたお土産屋さん

若い純情そうな女性店員が片言の日本語で
「ゼンブ ギュウカワ。ワタシ ツクリマシタ」。
その一言で、果物を飲み込み行動開始。

  その時も、気に入ったバッグ数個をお互い見せ合い
  ダブルスが始まりました。
  気がつけば6個ほどのバッグを購入。









市内の洋装店でも、ダブルスの試合が。

最初はスカーフを買う目的で立ち寄ったのですが
ボレーの応酬から、気がつけば採寸している人がいました。




4月、5月と女性軍団の訪問が続きました。
活動上の研究課題としてショッピング行動パターンを分析。
その結果はーーーーーー、

  先ずはショッピングのプロローグとして
  「欲しいけど、どうしようかな?」と迷います。
  
  次に一緒にいる仲間との「アーだ、コーだ」のボレーの応酬。
  ここで徐々にボルテージが上がって行くのです。

  そして「アーだ、コーだ」のテンションが最高潮になった時が
  「買う」の決断。

  そして、最も至福の時は部屋に戻って訪れるのです。

  部屋でお互い見せ合い、褒め合うのです。
  ミニ・ファッションショーです。

  時にその場が”後悔の場”になる事もあるようですがーーーー。
  万一後悔しても、不屈の精神で翌日も買物に挑むのです。
  それがこの世代の女性の強さなのです。
  

お疲れ様でした。

こちらも、お疲れ様でした。
でも、楽しさの方が数倍上回りました。 

サイゴン訪問、感謝です。 





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