シンプルな洒落た名刺は”La Plancha"のもの。
2区の外人が多く住む高級住宅街の一画にある
フレンチ・イタリアンのレストラン。
2階から下を見下ろすと家族連れが目立ちます。
車に乗ることもなく、バイクに煩わされることもなく
近所の住人(サイゴンの外人セレブかな?)
が普段着で食事に訪れているようです。
メニューを見て「ナルホド」と思いました。
1区(サイゴンの中心街、六本木か銀座)と比べたら
3-4割(物によってはもっと)安いのです。
家族でも来易い値段設定にしているのです。
オーナーは15年近くベトナムに住むフランス人。
ビジネスセンスがあるのですね。
私の経験では欧米人と食事に行くと、まず喋り、飲物のオーダー
までに10分。そしてまた喋り、メニューのオーダーまでに
さらに最低10分を費やしますね。
ですから、料理を口にするまでかれこれ40分はかかります。
と言う事はデザートまで2時間半程度はーーーー。
これに耐えられない人は俗に言う”ヨコメシ"を避けることです。
このメンバー4人ですが、海外生活も豊富。
全員の合計海外滞在年数は40年は超すでしょう。
なので、超ゆったりペースでの食事が楽しめました。
メニュー決定までに「アーダ、コーダ、ところでこの前ーーー」
と言っているためオーダーもまとまらず、この日のお姉さま役が
オーダーをとりまとめ、ウエイトレスに伝えてくれました。
どうですか、料理の感じは?
ツナとサーモンのカルパッチョ、なかなかのボリュウームでしょ。
How much?
=90,000ドン(450円程)です。=
皮で装丁された本は何?
実は表紙を開けると中が空洞、そこには請求明細が。
と言う事で、この夜のメニューは、写真にあったカルパッチョ、サラダ
ピザ、オーストリッチ(駝鳥)のステーキ(ブルーチーズソース添え)。
さらに下のテーブルに並んだデザートに、勿論飲物も含んでーーー。
How much?
=900,000ドン=(4500円。一人1100円也です)
でもデザートはテイクアウトし、一緒に食事した人の家で
食べることとなりました。
そこのインテリアはフレンチ・テイストをベースに、アシアン・テイストを
ブレンドした素敵な雰囲気。
親しい仲間との会話はつきません、気がつけば11時を過ぎていました。
*「そのふたつのテイストが混じったらどんな風になるの?」
なんて聞かないでくださね。
その時点で感性が????、と思われますから。
その家には2匹の犬がいました。
背中の毛の形が変わっているでしょう。
これがフーコック犬。
初めて見る犬種です。
*ベトナム南部、カンボジアに近いところにある島が
フーコック島。ベトナム戦争時代は拷問部屋のある
牢獄(戦犯収容所)があったところ。
今はベトナムのバリ島を目指してリゾート開発中。
遊んでもらいたいのでしょう、客人に寄り添ってくるのです。
人懐っこい犬です。
先ずはAさん、どうもあんまり遊んでくれないと分かるとBさんへ。
そこでも「しつこい!」と嫌われるとCさんに。
飼い主には近寄りません。
きっと怒られるのが分かっているのでしょう。
ところで、ベトナムの犬はあの微妙で難解なベトナム語の
発音を聴き分けられるのでしょうかね??????
話せるものなら聞いてみたいですね。
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