2010年3月17日水曜日

世界の車窓から。(フエ-ダナンの列車の旅)

世界遺産の街、フエの駅です。
可愛いですね。

またまた「世界の車窓」シリーズのつもりで楽しんでください。

サイゴンからハノイへ向かう統一鉄道は30時間の列車の旅です。
フエには18時間かけてサイゴンから列車がやってきたのです。

その列車でフエ-ダナン間(2時間半)の旅を味わいました。


ホームにはお土産屋さんが並んでいます。


木枠に梱包されたバイク。

扱い”要注意”ですね。
ワザと壊れそうな木枠にしているのでしょうか。
そうすれば木枠に触れるときから注意しますものね。







鉄道ファンなら憧れのシーンを撮影しました。




プラットホーム(この駅はないですね?)に入ってくる
列車をみたら、乗ってみたくなりませんか。



車両は寝台車に軟座と硬座に分かれているようで
この写真はソフトシート(軟座)です。

長距離乗る人はタオルを窓枠にかけたりしています。

こんな電車に乗ると以前NHKで放送していた
関口知宏の「中国列車の旅」を思い出しますね。


今回はバックパッカー姿の旅支度なので問題なしですが
スーツケースの人は向きません。置き場所がないです。

一人で乗り物に乗ると、まず隣の席の人の様子を見ます。
今回もダナン同様若い女性。
でも、英語はダメそうな感じ。
そこでベトナム語指差し会話集を取り出し、

   「どこへ行きますか?。ボク、ダナン・ダナン・ダナン」

結果としては自分の胸を指して何通りかの発音で
「ダナン」を発音。(発音が手強く、苦労するのですよ)

心意気が通じたのか、彼女も胸に手をあて微笑みながら
小さい声で「ダナン」と。
これで安心。乗り過ごすことはありません。



乗車して30分程すると昼食の車内販売が始まりました。


朝が遅かったのでパスすることにしました。

乗客の中には持参したインスタントラーメンを食べる人もいます。
ドイツ人風の若者バックパッカーは用意してきたフランスパンに
三角チーズの包装を破り、パンに挟み込んで食べていました。

 *この種の緊急食糧対策はバックパッカーとしては
  マストですね。

  沢木耕太郎も本に書いていました。
  彼はリンゴをザックに入れておくのだそうです。
  
  私の緊急食糧はリッツです。
  今度はそれに三角チーズを用意しましょう。




食事が終わると車内は何かと散らかります。

サイゴンの路上同様に、車掌さんが掃き始めました。
皆がゴミをまとめれば回収も楽だと思うのですが。
これも国民性?

でも、昔の日本も列車(当時は汽車かな?)の中は
それなりに汚れてたと思うのですけど。

 *私より、年配(失礼)、いや記憶力の良い人で、
  その辺の事に詳しい方がいたらコメントに入れてください。



ベトナムの新幹線プロジェクトはドイツ、フランスなどを抑えて
日本が受注したようですが、私の生きているうちに走るのでしょうか。


現在の統一鉄道は超ノンビリです。
「世界の車窓」からを楽しんでください。









女性の関心事、トイレです。

キレイ(利用可能範囲)と考えるかどうかは
秘境慣れしているかどうかですかね。

白いコードの先からは水がでます。
ベトナム式、ウオシュ・レットです。




昼食もすませ昼寝タイムとなりました。
こちらは昼休みが官庁だと二時間。田舎にいけば三時間。
皆、直ぐに寝ちゃいます。


すると突然音楽がスピーカーから大きな音で流れてきました。
びっくりして起きると、隣の女性がこちらを見て「ダナン」
声が小さいのかスピーカーの音が大きいのか聞きとれず
ダナン と声を張り上げてしまいました。





ダナン駅に到着です。

外人旅行者はホイアン(ダナンから30キロ)へ行く人が大半。
タクシー運転手もそれ目当てに客待ちをしているので
私がダナンのホテルの住所を見せると
「I don't know」

困ったものです。

  *こちらのタクシー運転手のマナーは良くないです。
    特に日本人はカモにされているのか、強く要求すれば
    払ってもらえると思われていますね。





で、ダナンはどんな街?
   「中部の商業経済の中心都市。」

   「観光するところは?」

   「襟裳岬と同じ」

   「何、それ?」

   「”襟裳の春は、何もない春です”」






3月27日に国際花火大会があり、日本は今回初出場するとの事。
写真にあるハン川にかかる橋の近くから打ち上がるのです。

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