2010年1月26日火曜日

バックパッカーの旅

サイゴンにも世界中のバックパッカーが集まる場所があります。
デタム通りやファングラーオ通りの地区です。

    *外人のオジサンは路上マッサージをやってもらっていました。
     見事なおデブさんですね。


この周辺には一泊8ドルから15ドル程度で泊まれるホテルが沢山あります。
そしてベトナム・タイ・インド・イタリアン等色んな国の料理が
レベルの高い味で中心街よりは安く食べる事が出来ます。

この写真のお店は、沢木耕太郎のベトナム・バスの旅を書いた
「国道1号線を北上せよ」にも出てくるキム・カフェというレストランです。

この街に来るといつもバックパッカー的な旅行がしたくなるのです。
そして「先ずは格好から」と、バックパッカー向けのリュックを買い
その後、サンダルに貴重品入れ専用バッグ、さらにはアジア風な
Tシャツと揃えました。
  
そして、若者仲間が”ベトナム最南端の岬に立つ旅”を計画しているのを聞き
「文句を言いません・足手まといにならないようにします」と低姿勢にお願いして
その時がやって来たのです。

決行日は22日金曜日。
夜行バスで行くと、連絡がきました。

こちらのバスは冷房をガンガン効かせるので、寒さ対策もマフラーや
薄手のセーター、さらにウインドブレーカーと万全にしました。

ところが話に聞いていた大手バス会社のバスは満員とのこと。

漸く手配出来たのが、25人乗りの無名のバス会社の小型バス。
真ん中の通路のスペースが見えないでしょう!
太った人は後ろの席にはいけません。

そんな狭い車幅のバスで、何と9時間近く乗ることになったのです。

バックパッカーを目指すものとしては”最高の条件”に恵まれました。

若者仲間は気にして「大丈夫?」と聞いてくれます。
勿論、弱音を吐かず笑顔で「大丈夫だよ」とーーーー。

でも心の中では年寄りとして最大不安、
 「トイレ休憩はどうなるの?止めてとも言えないし」
 「眠れるかな?」



朝の6時過ぎに起こされ、
「またトイレ休憩」と聞くと「着いたんですよ」の声。
ついに深夜バスの旅(8時間半)を終えたのです。
「やった!」

バスターミナルの前ではバイク・タクシーの運転手が客待ちをしていました。

バックパッカーの旅の先駆者、沢木耕太郎の「深夜特急」にも何度も
安宿の部屋探しの場面が出てきます。


我々も彼同様に街の中心の安宿を探し、先ずは部屋を見せてもらい
料金交渉となります。
1年過ごしてもベトナム語は話せませんが、彼らはそれなりに話せるのです。
「いや立派!」

3人で泊まって一部屋17ドン(850円)。
一人一泊300円にもならないのですよ。
安いでしょ!

 *実はこの料金交渉、翌朝のチェックアウトでもめることになるのです。


チェックインも無事済ませ、シャワーを浴びて朝食をとなりました。

*念の為、観光局の定義で行くと1星以下は  スタンダード・ホテルと呼んでいます。
 シャワー室はトイレと一緒。シャワーの勢いは弱く外の温度で暖まったようなお湯
 というか水が出てきました。
 




朝食も終え、最南端の岬へはスピード・ボートで1時間半。


この楽しげな表情!!!!!!
深夜バスの疲れも吹っ飛んでいます。


彼らの目的のひとつ、ベトナム最南端の岬の展望台に立ち
海に向かって、パチリ!

先ずは快調な滑り出しの旅でした。

パート2をお楽しみに。

3 件のコメント:

  1. すっごい、楽しそうですね。
    GGだから彼等も受け入れてくれたのでしょうね。

    いいなぁ♪私は今5月の初めの連休にベトナムに行ってみようかな・・・と漠然と考えています。

    次の旅行記、楽しみにしています!疲れを出さないようにしてくださ~い。

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  2. ケツクンのベトナム語の進歩は著しいものがあり、頼りになりますよ。言葉の問題も解消です。
    後は決断してサイゴンに来るのみです。
    待っています。

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  3. そっか、近場どうしだから行き来できるんですね~。いいなあ!
    それにしても、アジアンTシャツでバックパッカーって
    若すぎです★それができる気持ちがすでに若いです!
    でもGGなら似合いそう。

    深夜特急の主人公になった気分で妄想?しながら
    の旅は、きっととっても刺激的だったはず!?
    映画の大沢たかおも魅力的でした。

    アフリカだと南アフリカの喜望峰が
    その先には南極しかない大陸の最南端だといって
    今年のお正月はJICAのスタッフとかシニアの方が
    こぞって出かけていました。
    あいにくジュニアは南アには入国できないのですが(涙)

    次回はぜひ、沢木耕太郎ばりのハードボイルドで
    「ベトナムの日本人たち―サイゴンのブルース」
    なーんて・・・小説風日記も読んでみたいです❤
    ヒロインはしっしー?
    なんちゃって!

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