歩道では宴会で大盛り上がり。
でもここはサイゴンの街のど真ん中。
目の前には、最高級ホテル『パーク・ハイアット』が構えています。
東京なら帝国ホテルの近くの日比谷界隈になるかもしれません。
宴会の主たちは日本食レストラン「赤太陽」のスタッフ。
お店が引けた後、店の前の路上にビールケースでテーブルを設営。
「モ・ハイ・バー、ヨッ!」(1・2・3乾杯!)の元気な掛け声が響きます。
スタッフの慰労なんでしょうかね。
鍋を囲んでの宴会はお客さん以上に豪華なメニューですね。
このような路上宴会は随所で見かけます。
でも困るのは、それが商売用の屋台のテーブルか
仲間内の宴会テーブルなのか判断しにくい事です。
=日本人友人のハノイ出張での体験。=
仕事で遅くなりホテルの近くで食堂を探していると、路上で
食べている人に身振り手振りで誘われ、そこで夕食をすませた。
お金を払おうとすると「いらない」と拒否をされ、その時、それが
路上での仲間同士の宴会だったと気がついたとの事。
今回の再訪の旅でマリーン・リゾートのムイネーを訪れた時に食べている人に身振り手振りで誘われ、そこで夕食をすませた。
お金を払おうとすると「いらない」と拒否をされ、その時、それが
路上での仲間同士の宴会だったと気がついたとの事。
ベトナム人は宴会好きで、とてもフレンドリーなんです。
類似体験をしました。
シーフードレストランでの夕食を済ませ、ゲストハウス近くの
ベトナム風コンビニ店の前を過ぎようとすると、
薄暗い蛍光灯の明かりの下で、ギターを抱えたオジサンを
囲むように4人が地べたに座り、談笑しているのです。
ちょっと気になり足を止めると、汗でベットリした長髪を後ろに束ね
日焼けし脂ぎった顔の白人が、人懐っこい笑顔で「座れよ!」って感じで
地面を指さすのでした。
それから2時間-----、
ギターを弾いているベトナム人のオジサンとその弟、そしてお母さん。
長髪の白人(ドイツ人。自転車でインドシナを旅しているとの事)
ノルウエイ国籍のベトナム人オジサン(英語・ドイツ語が出来る)
オーストラリア生まれのベトナム人学生(初めてのベトナム旅行中)
そしてコンビニ店員の若者と私。
-----、 8人の即席宴会は続いたのです。
その間、ビール好きのドイツ人はまるで店員のように
自分のビールがなくなるたびにフットワーク軽く立ち上がり
「皆、お代わりは?」てな感じで飲み物を冷蔵ケースに
とりに行くのです。
話題はベトナム戦争の話から、何故ドイツを離れて旅しているのか
顔はベトナム人でもマインドはオーストラリア人の世界観ーーー
日本人から見たベトナム人の日常生活等々----。
これが旅先での出会いの楽しい事なんでしょうね。
沢木耕太郎「深夜特急」ネタに近い体験だったかも。
バックパッカーとしての旅。
満足、満足!
=ところで宴会費用は?=
やたら飲み物を進めるドイツ人。
ならば勝手に彼がご馳走するのかと思ったのですがーーー。
最後は自己申告的に店の若者に飲み物代を払ってお開き。
超経済的宴会で超友好的な雰囲気で終了。
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