まるでベトナム研究家にでもなったかのように
帰国してからはベトナムに関する本を読んでしまいました。
動機は単純でベトナム戦争の事を改めて知りたくなったのです。
開高健、小倉貞男、近藤紘一、坪井善明、j松尾康憲、柘植久慶‐‐‐‐、
多くの作家、ジャーナリスト、大学教授がその事を書いていました。
団塊世代にとってベトナムと言えばベトナム戦争。
とは言っても私はヘルメットを被り『ベトナム戦争反対!』と
叫んでいた訳でもないのですけど。
ある種の青春回帰なのでしょか。
読んだ中の小倉貞男著の『ヴェトナム戦争全史』では
この時代の入り組んだ民族闘争の歴史を分かり易く解説してます。
*読んでいる時はナルホドと思うのですが
ややこしすぎる北と南の関係にアメリカや
中国そしてソ連が絡み、さらにカンボジアにラオスとーーー、翌日には記憶の外となるのである。(笑)
と言う事でベトナム戦争の“触り“でも少し紹介と考えてみたものの
難しい作業なので、それは改めてーーー。
でも、読んで再認識したのはベトナムは中国を含む
インドシナ周辺諸国との侵略戦争の繰り返しの中で
歴史が築かれている事でした。
従って、外交も強かにならざるを得なかったのですね。
それは生きていくための術でもあったのでしょう。
また近代の中で民族独立をかざして登場したホーチミン。
フランス留学時代の名前をグエン・アイ・コック
漢字で書くと『阮愛国』。良い名前ですね。
彼は皆に「ホーおじさん」と呼ばれ親しみのある
実に偉大な人だったのですね。
今の日本にも彼のようなカリスマ性のある人が
いればいいのでしょうけどね。
現在のベトナムと日本の外交関係を見ると、その歴史を通して
培われた強かな交渉術で日本側から色んな援助を引き出していますね。
私のベトナム派遣もその中で決まったモノかもしれません。
それほどのものではないですね(笑)
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